イソマツ科イソマツ属イソマツ,学名:Limonium wrightii,かのんの樹木図鑑
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イソマツ

合弁花類 イソマツ科 イソマツ属                         多年草
学名 : Limonium wrightii
( 磯松 ) 別名/ イソハナビ(磯花火)  
花 期 8〜9月
分 布 九州南部以南
生育地 海岸の岩の隙間に生育する
参考図書
(1) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本V合弁花類,平凡社,1981年
(2) 川原勝征,『新版 屋久島の植物』,南方新社,2003年

▲波しぶきを常時あびているような,岩の隙間にへばりつくように生育している。
▲茎は太く短く,枝分かれして斜上(斜めに立ち上がる)する。葉の落ちた跡が松はだ状になる。(1)
木質化しており,もろく折れやすい。
(2)
木本類と思っていたが,常緑多年草に分類される。
▲葉は長さ1.5〜5pで,厚い。ガイドの方から「塩味がする」と教えられ,噛んでみたところ,塩味というよりは苦みがあった。
2014.7.30 鹿児島県熊毛郡屋久町 田代海岸
残念ながら花や果実を観察することはできなかった。夏に多数に分岐した花茎を1〜2本だし,多数の小穂を円錐状につける。薄紫色の花を多数つける。
花の黄色いものをキバナイソマツ(Limonium wrightii var. luteum)といい,琉球から台湾に分布する。(1)
名の由来
海岸に生え,茎が松の幹に似て,形も松を思わせることからイソマツ(磯松)。また,花の咲いた状態が花火を思わせるところから,イソハナビ(磯花火)ともいう。(1)
環境省の定めるレッドデータブックで,絶滅危惧U類(VU)に指定されている。
同属のハマサジ(Limonium tetragonum)は,岡山県にも生育しており,岡山県版RDBで準絶滅危惧に指定されている。
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