ヒノキ科ビャクシン属ネズ(ネズミサシ),学名:Juniperus rigida,by.かのんの樹木図鑑
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ヒノキ科 ビャクシン属】  Juniperus rigida
  ネズミサシ
  
【 杜松 】 別名/ネズ,ヒムロ,ムロ,ムロマツ(@吉備中央町),モロダ
 ●常緑低木〜小高木
 ●高さ:5〜6m
 ●花期:4月 (雌雄異株)
 ●球果:翌年または翌々年の10月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P644
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P428

2010.2.13 岡山県加賀郡吉備中央町
H14 岡山市「操山里山センター」 H16.1.12 岡山県加賀郡吉備中央町
葉は針状で3輪生し,葉先は鋭くとがり触ると痛い。葉の表面には溝があり,白い気孔帯(きこうたい)が目立つ。
2006.5.3 岡山県加賀郡吉備中央町 2010.2.22 岡山市北区下足守
開花間もない雄花。前年枝の葉腋(ようえき)につく。
H16.1.12 岡山県加賀郡吉備中央町 H16.1.12 岡山県加賀郡吉備中央町
若い球果(きゅうか)。肉質で直径は6〜9pの球形。初めは緑色で後に黒色に熟す。 熟した球果。中には2〜3個の種子を有する。表面にはロウ質が白く見える。
2010.2.13 岡山県加賀郡吉備中央町 2010.2.22 岡山市北区下足守
樹皮は灰色を帯びた赤褐色で薄く剥がれ,ヒノキ科らしい様相を呈している。 幹は直立する。
※中央の木がネズミサシ
見どころ
●里山に普通に見られる樹木で,幹が直立することから,まっすぐな材を得やすく,適度な粘りを有することから,かつぎ棒などに用いられる。
●欧州産のセイヨウネズの球果は,特有の芳香を有し,ジン(酒)の香りつけに利用される。
名の由来
別名ネズミサシ。葉をネズミの穴にさして,ネズミの侵入を防いだと言われている。(本当にそのような利用がなされたのかは私は確認できていない)
岡山県情報
丘陵地や山地の尾根など日当たりの良い場所に自生する。瀬戸内海側では普通に見られるが,太平洋側では稀。朝鮮半島,中国大陸北部にも分布する。
花崗岩や流紋岩のやせ地に多く,岡山県内では北部には少ないが,中部から南部にかけて普通に見られる。
和田のヤワラネズ
(岡山県加賀郡吉備中央町和田)
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