ハイノキ科ハイノキ属ハイノキ,学名:Symplocos myrtacea,かのんの樹木図鑑
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 ハイノキ科 ハイノキ属】 学名 : Symplocos myrtacea
 ハイノキ
【 灰の木 】   別名 / イノコシバ 
 ●常緑小高木
 ●高さ:5〜10m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:8〜10月
 ●分布:本州(近畿地方以西),四国,九州(屋久島まで)
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」,山と渓谷社,P231
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」,高知新聞社
2010.1.20 岡山県久米郡美咲町
葉は互生(ごせい)。葉身は狭卵形で,長さ3〜8cm。
2010.1.20 岡山県久米郡美咲町 2010.1.20 岡山県久米郡美咲町
基部はくさび形,先端は尾状に長く尖る。縁には,浅い鈍鋸歯がある。両面とも無毛。 裏面は淡く,側脈(そくみゃく)は不明瞭。
2010.1.20 岡山県久米郡美咲町
葉芽は倒披針形で長さ3〜7mm。葉芽は卵形で,葉腋(ようえき)につく。
花期は4〜5月で,葉腋から白い花の三秒花序を出す。
2010.1.20 岡山県久米郡美咲町
やや薄暗い林内に生育する。幹は直立し,よく枝分かれする。新枝は緑色で無毛。
2010.1.20 岡山県久米郡美咲町
樹皮は暗褐色。
2014.7.31 鹿児島県熊毛郡屋久町「ヤクスギランド」
ヤクスギランドの入り口付近を散策した。個体数が多く屋久杉原生林の重要な構成種であると感じた。
ハイノキ,イノコシバの名のように,人々の生活によく利用された木だったことがうかがい知れる。材は緻密で,箸や将棋の駒にも利用される2)
名の由来
ハイノキ(灰の木)は,枝葉を焼いた木灰を媒染(ばいせん)剤にしたことによる。別名のイノコシバは柔軟で折れにくい枝でイノシシをしばったためという1)
岡山県情報
岡山県は中部に局所的に分布。岡山県版RDBで,準絶滅危惧に指定。
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