ナワシログミ,学名:Elaeagnus pungens,グミ科,グミ属,かのんの樹木図鑑
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グミ科 グミ属】  Elaeagnus pungens
  ナワシログミ 
【 苗代茱萸 】
 別名/グミ,グイグイ,グイミ,シャシャブ
 英名/Thorny Elaeagnus, Thorny Olive
●常緑低木
●高さ:約2.5m
●花期:10〜11月
●果期:翌年4〜5月ごろ成熟
●分布:本州(関東地方以西),四国,九州 (日本固有)
参考文献
1) 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」P574
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P261
H14.11.24 岡山県加茂川町「宇甘渓」
葉は互生(ごせい)。葉身は楕円形から長楕円形で,長さ5〜10p,基部は円形,先端は鈍く尖る。裏面には銀色の鱗状毛が密生し,感触の鱗状毛が散生する。質は堅く,葉縁は激しく波打つ。質は革質で,表面には光沢がある。
2010.10.23 岡山県加賀郡吉備中央町
H15.10.8 岡山県佐伯町「自然保護センター」 H14.11.24 岡山県加茂川町「宇甘渓」
花は両性または雌雄雑居性。葉腋に数個の花をつける。花筒(かとう)には,4つの稜があり,先端は4裂する。
外面には鱗状毛が密生して,茶色の斑点が目立つ。やや芳香がある。
樹皮は淡褐色で,古くなると縦の裂け目ができる。
H15.12.30 岡山市「子供の森公園」 H16.3.23 岡山県「宇甘渓」
花がしぼみ,果実が生長してきている。 3月中旬。12月とくらべて若干大きくなったかな?5月頃までには成熟します。
H16.3.23 岡山県「宇甘渓」 H17.5.1 岡山県「自然保護センター」
クワゴマダラヒトリのよう虫。グミの果実を食べているのかと思いきや,花弁の残骸をかじっていました。 果実は長さ1.5pの長楕円形で,赤く熟し,渋みはあるが生食できる。
2010.2.6 岡山県久米郡美咲町 2010.2.6 岡山県久米郡美咲町
ところどころに鋭い刺がある。
見どころ
果実は,食用や果実酒になるほか,漢方では日干しにした果実を下痢止め,喉の渇きに煎服する2)
名の由来
苗代を作る頃に果実が熟すグミの意味。
岡山県情報
岡山県内では,全域に分布し,もっとも普通に見かけるグミである。
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