ナツアサドリ,学名:Elaeagnus yoshinoi,グミ科,グミ属,かのんの樹木図鑑
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 【グミ科 グミ属】 学名: Elaeagnus yoshinoi Makino
  ナツアサドリ  
【 夏朝取 】 別名 / ゴガツアサドリ,バンバ,ヘソツキ
 ●落葉小高木
 ●高さ:5m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:6月
 ●分布:本州(兵庫県以西)(日本固有種)
参考文献
1) 高橋秀男ほか,「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社)P572
2) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年 P86

2011.6.19 岡山県加賀郡吉備中央町
葉は互生(ごせい)。葉身は倒卵状楕円形から卵状楕円形,長さ4〜12p。葉の表面と葉柄(ようへい)には,淡褐色の星状毛(せいじょうもう)がみられる。葉の裏面には,銀色の星状毛が密生する。
2011.6.19 岡山県加賀郡吉備中央町
果実(かじつ)は下から上に向かって次第に細くなる。長さ約10oで,立ち上がるのが本種の特徴。個体差もあるだろうが,吉備中央町で見つけた3株はどれもあまり渋みがなく美味だった。
2011.6.19 岡山県加賀郡吉備中央町
樹皮は灰褐色で,鋭い刺が少しある。
2011.6.19 岡山県加賀郡吉備中央町
林縁部に散在している。個体数は多くないようだ。
見どころ
花は両性または雌雄雑居性。葉の付け根に淡黄白色の花を付ける。
名の由来
岡山県や山口県では,アキグミをアサドリ(朝取)と呼び,本種は夏に果実が熟すことでナツアサドリとの説がある。(1)
岡山県情報
岡山県を中心に兵庫県西部から中国地方の瀬戸内側に分布する。岡山県は全域に分布するものの,個体数は多くなく,岡山県版RDBで留意種に指定されている。
1902年,岡山県新見市(当時の吉備郡)で採集された個体をもとに,新種として発表された。(2)
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