ゴマノハグサ科キリ属キリ,学名:Paulownia tomentosa,かのんの樹木図鑑
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【ゴマノハグサ科 キリ属】 | Paulownia tomentosa | |
【 桐 】 別名 /−− 英名/Paulownia | ||
●落葉高木 ●高さ:8〜15m ●花期:5〜6月 ●果期:10〜11月 ●分布:中国中部原産 (各地で古くから栽培され,野生化している。) |
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参考文献 1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P374 2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P161 |
●日本の樹木の中ではもっとも軽く,材質が柔らかである。生長が早く,材に狂いが少ないなどの特徴を生かし,箪笥,琴,下駄など様々な用途に利用される。福島県産の会津桐,岩手県産の南部桐は有名。 断熱効果が高く,金庫の内張や火鉢などに利用されることもある。 ●その成長の早さから,”女の子が産まれるとキリを植え,お嫁入りの際に箪笥に仕立てて持たせる”という風習がある。 ●ゴマノハグサ科には身近な草本が多い。高木になるのはキリ属に限られる。花の作りを観察すると似ているのが分かる。下写真の他にウリクサ,マツバウンランなど。 |
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キンギョソウ | ムラサキサギゴケ | オオイヌノフグリ | タチイヌノフグリ |
「切り」の意。木を切っても,旺盛に萌芽を伸ばし,生長が早いことに由来。 | |||
中国中南部原産だが,材としての利用価値を評価され,古くから各地で栽培された。野生化している個体も多い。岡山県でもほぼ全域に自生があるようだ。(参考:「岡山県野生生物目録2003年度版」) 吉備高原山中でも,花期になるとぽつりぽつりと山中にあるのが目につく。 |
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