エゴノキ科エゴノキ属コハクウンボク,学名:Styrax shiraiana,かのんの樹木図鑑
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 エゴノキ科 エゴノキ属】 学名 :Styrax shiraianus Makino
 コハクウンボク
【 小白雲木 】   別名 / 
 ●落葉小高木(らくようしょうこうぼく)
 ●高さ:4〜10m
 ●花期:6月
 ●果期:9〜10月
 ●分布:本州(関東地方以西),四国,九州
参考図書:「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社) P204

2007.10.14 岡山県立森林公園
葉の先端には不規則な鋸歯があり,一見,破りとられたように見える。質はやや固い。表面には脈上に星状毛(せいじょうもう)があり,裏面には,まばらにみられる。葉腋(ようえき)にはやや多い。葉脈は裏面に隆起する。
2011.10.10 岡山県立森林公園
果実は刮ハ(さくか)。表面には星状毛(せいじょうもう)が密生しており,成熟すると縦に裂けて,中から褐色の種子を1個出す。エゴノキの果実とそっくりだが,やや大きく萼裂片が長い。
2005.11.26 岡山県「森林公園」 2005.11.26 岡山県「森林公園」
樹皮(じゅひ)は,灰褐色でなめらか。縦に浅い筋が目立つ。 冬芽は裸芽(らが)で灰褐色の毛に覆われている。冬芽は葉柄の基部にすっぽりと覆われており,(葉柄内芽),落葉するまで見えない。したがって,葉痕(ようこん)は,冬芽をくるりと取り囲む。

大きい方が主芽
(しゅが)で,その基部に小さな副芽(ふくが)がある。春になると主芽だけが展開する。副芽は休眠し,翌年に展開する。

●備  考●
  1. 岡山県全域に分布するが個体数は少なく,めったに目にすることはない。(「岡山県野生生物目録2003年度版」)
  2. 和名は,ハクウンボク Styrax obassiaよりも,全体的に小ぶりなことに由来する。葉の先端部の鋸歯はハクウンボクよりも大きい。

(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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