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葉身4p,葉柄0.5p,幅2p (04/12/31)
葉は互生(ごせい)。枝先には束生状につく。質は固くパリッとした感じ。裏面に向かって反りかえっている。両面とも無毛だが,葉柄には褐色の毛が密生している。縁にはおよそ上半分に明確な鋸歯(きょし)が並ぶ。写真で見るとシャリンバイ(バラ科)にも似て見えるが,実物をみると葉の大きさで容易に区別できる。 |
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H14.12 岡山総合運動公園 |
2007.1.20 岡山県吉備中央町 |
束生(そくせい)状についた葉。葉の大きさや形には1個体中でも変化が大きい。 |
若い葉や枝は両面に,星状(せいじょう)毛が密生し,特に葉裏は黄褐色に見える。後に無毛になるが葉柄や葉柄付近の主脈には残る。 |
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H14.12 岡山総合運動公園 |
H15.1.12 岡山市「御津スポーツパーク」 |
強い刈り込みにも耐えるため,庭木や生け垣に多用される。写真は丸く刈り込まれているが,このような扱いを受けるブナ科の樹木はおそらく,ウバメガシだけであろう。 |
樹皮はごつごつとして,縦に割れ目ができる。これが有名な備長炭(びんちょうたん)の原料になる。 |
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H15.10.11 岡山市「子供の森」 |
H15.10.11 岡山市「子供の森」 |
托葉(たくよう)。 |
ひこ生えの幼い葉。鋸歯(きょし)が鋭く,とてもウバメガシには見えない。 |
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H15.11.14 岡山市「護国神社」 |
H15.11.14 岡山市「護国神社」 |
頂芽(ちょうが)と頂生側芽(ちょうせいそくが) |
虫こぶだろうか,あるいは,ウイルス性の病気か? |
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H16.4.17 岡山市「子供の森公園」 |
H16.11.3 玉野市「親水公園」 |
雄花は,新枝の付け根からたれ下がる。新葉の展開と同時に開花する。 |
堅果(けんか)。2年目の秋に成熟する。 |
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2011.4.25 岡山県「半田山植物園」 |
2011.4.25 岡山県「半田山植物園」 |
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雌花は新枝の上部の葉腋(ようえき)につく。柄があり柱頭は3個ある。
写真は,まだ柱頭が伸びていないようだ。 |