ブナ科コナラ属ツクバネガシ,学名:Quercus sessilifolia,by.かのんの樹木図鑑
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【ブナ科 コナラ属】 | Quercus sessilifolia | |
【 衝羽根樫 】 別名 / メンガシ | ||
●常緑高木 ●高さ:20m ●花期:4〜5月 ●果期:翌年の秋 ●分布:本州(宮城・富山県以西),四国,九州 |
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参考文献 (1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P252 (2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P371 (3) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年,P219 |
葉にはこれといった特徴がなく見分けにくい樹種のひとつだろう。 私は葉の縁がやや裏面に反り返っている点を手がかりにしている。ただし,幼木ではこの特徴は表れにくいようだ。 細長い紡錘形の冬芽はほかのカシ類と異なる特徴である。ただ,カゴノキ(クスノキ科)の冬芽と形や大きさが似ており注意が必要。ただ,芽鱗の形が異なる。また,葉の質感は明らかにツクバネガシが堅く,カゴノキはしなやか。 |
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▼カゴノキ(クスノキ科) | ▼ツクバネガシ(ブナ科) |
ツクバネガシとアカガシの雑種と考えられるものをオオツクバネガシ(Q.takaoyamensis)と言う。葉はツクバネガシに似るが葉柄が長い(2)。 | |
材は重く,紫檀(したん)の模擬材にされる。(3) 木目が美しいので器具材,楽器材,床柱など利用される。シイタケの原木にも利用される。(1)(2) | |
葉が枝先に集まって付く様子を,正月の羽子板遊びの衝羽根(つくばね)に見立てたとされる。(1) | |
岡山県内では,主に中部に分布するが稀。(3) | |
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです |
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