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 【ブナ科 コナラ属】 学名 : Quercus gilva Blume
 イチイガシ
【 一位樫 】   別名 / −− 
 ●常緑高木
 ●高さ:30m 
 ●花期:4〜5月 (雌雄同株) 
 ●果期:受粉した年の秋に成熟 
 ●分布:本州
(関東地方南部以西の太平洋側),四国,九州
参考文献:山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花」P264 ※1
2007.1.27 福岡市博多
2006.12.2 岡山県「半田山植物園」
葉は互生(ごせい)。質は厚く,表面には光沢がある。基部はくさび形で先端は短く尖る。先端半分に鋭い鋸歯が並ぶ。裏面には星状(せいじょう)毛が密生し,灰白色に見える。葉柄や若い枝にも茶褐色の毛が密生している。
ブナ科の中ではかなり特徴の多い葉で,分かりやすい。
2009.12.6 岡山県御津九谷 2007.1.27 福岡市「大濠公園」
樹皮は,一般的には,黒褐色から灰褐色で,細かなひび割れができて剥がれ落ちるとのこと。
左の写真は,御津九谷の自生株。見上げるような大木に成長している。

●備  考●
  1. 九州ではごく普通に見られるということだが,岡山版RDBでは,危急種に指定されており,県中部の社叢に見られる程度で,植栽の可能性もあるという。私にとっては半田山植物園が唯一の観察ポイントで,継続した観察は難しい。堅果(けんか)や花序の写真も未だに撮れていない。
     
  2. 下の写真はアラカシ(ブナ科)。アラカシの葉は変化が大きく,時として,全体に細身の葉が見られ,一見イチイガシに見えてしまうような場合がある。しかし,裏面を見ると,イチイガシの様な星状(せいじょう)毛がないので,容易に区別できる。
2007.1.20 岡山県吉備中央町 アラカシ(表・裏)
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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