ブナ科コナラ属アラカシ,学名:Quercus glauca,かのんの樹木図鑑
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【ブナ科 コナラ属】 | Quercus glauca | |
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【 粗樫 】 別名 / クロガシ(黒樫) | ||
●常緑高木 ●高さ:20m ●花期:4〜5月 (雌雄同株) ●果期:その年の秋 (1年で熟す) ●分布:本州(宮城・石川県以西),四国,九州,沖縄 |
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参考文献 (1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P259 (2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P366 (3) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年,P220 (4) 狩山俊吾,岡山県のブナ科,倉敷市立自然史博物館研究報告,2007年 |
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葉の形には変異が多く,ときにシラカシ(Q. myrsinaefolia)と迷うことがある。
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材は堅く,歪みがないので建築材や器具材に用いられる。薪炭材としてはシイよりも有用である(2)。 公園樹,庭木,街路樹などに植えられることも多い。 |
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材が粗いとする説もあるようだが,枝振りや葉の形がシラカシなどと比べて,粗いことによるとする説が有力。 |
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岡山県内では,中国山地の標高の高い場所を除く,ほぼ全域に広く分布する(3)(4)。雑木林が放置され遷移が進んだ林内や,常緑照葉樹林内などでふつうに見られる。ただし,岡山県版RDBで,アラカシ群落は森林伐採などによる減少が心配されるとして「要注意」に指定されている。(4) |
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