ブドウ科ノブドウ属ノブドウ,学名:Ampelopsis brevipedunculata,かのんの樹木図鑑
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 【ブドウ科 ノブドウ属】  Ampelopsis brevipedunculata
  ノブドウ  
【 野葡萄 】   別名 / ベビブドウ(蛇葡萄), ザトウエビ
 ●落葉つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:7〜8月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄
 ●生育地:林縁や野原にふつうに見られる
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P527
(2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P72
2012.10.27 岡山県加賀郡吉備中央町 H15.8.4 岡山県賀陽町
H15.8.4 岡山県賀陽町 H15.8.15 岡山県御津郡御津町 河川沿
▲この切れ込み方は珍しい。私はここ以外ではみたことがない。
2013.6.18 岡山県高梁市巨瀬町
葉の形は3〜5裂するが,変異が大きい。
うら面には脈腋
(みゃくえき)に毛があるのが分かりやすい特徴。よく似たエビヅルやヤマブドウにはうら面の全面に毛が密生している。
ノブドウの葉は,寒さに遭うと,葉肉をつくるプリンが欠乏して細かく切れ込むといわれる。
H15.8.19 岡山県加茂川町 H15.8.4 岡山県賀陽町
ノブドウは,仮軸分枝(かじくぶんし)をするため,葉と対生して花軸(果軸)を出す。
花弁と雄しべは5個,雌しべは1個つく。
ブドウタマバエやブドウトガリバチのよう虫が寄生して,虫えいをつくることが多く,一つの房に,白緑色・褐紫色・赤紫色・青色と色とりどりの実をつける。正常な実はすくないということ。
2012.10.27 岡山県加賀郡吉備中央町
たいへん美しいノブドウの果実(かじつ)。この色が虫こぶのためとは,信じられない。
吉備中央町で見られるブドウ科の樹木
葉の形 葉の光沢 葉裏の毛の様子
ノブドウ 3〜5裂(変化あり)   脈腋に毛叢
エビヅル 3〜5裂(変化あり)   裏面にクモ毛
サンカクヅル 三角形 両面に光沢なし 脈腋に毛叢・脈上に剛毛
アマヅル 三角形 両面に光沢あり 脈腋に毛叢
ノブドウとアマヅルは広範囲に分布し,個体数も多い。エビヅルとサンカクヅルはやや少ない。
果実の色は美しいが食用にはならない。ちなみに,よく似た名前をもつヤマブドウの果実は美味。
名の由来
野にあるブドウという意味だろう。
岡山県情報
岡山県全域に分布する。
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