ブドウ科ブドウ属アマヅル,学名:Vitis saccharifera,by.かのんの樹木図鑑
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 ブドウ科 ブドウ属】 学名 :Vitis saccharifera Makino
 アマヅル
【 甘蔓 】   別名 / オトコブドウ(男葡萄) 
 ●落葉つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:5〜6月,雌雄別株
(しゆうべっしゅ)
 ●果期:10月
 ●分布:本州(東海地方以西),四国,九州 日本固有
参考文献
1) 高橋秀男ほか,「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社)P525

2010.6.20 岡山県加賀郡吉備中央町上野
葉は互生(ごせい),葉身は三角状卵形で,長さ4〜7p。両面に光沢があり,葉縁には波状の鋸歯(きょし)があり,先端は小突起に終わる。
2011.5.21 岡山県加賀郡吉備中央町上野
雌花序。長さ4〜6pの円錐花序を出す。
2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
2010.6.20 岡山県真庭郡美咲町
果実は球形で直径約6oで,黒色に熟す。
2010.6.12 岡山県加賀郡吉備中央町
2011.4.30 岡山県加賀郡吉備中央町
新葉の展開。表面の脈上及び葉裏にはクモ毛が密生している。おそらくアマヅルだと思うが継続して観察してみる。
  葉裏 鋸歯
サンカクヅル(V. flexuosa) 光沢なし 歯牙状
アマヅル(V. saccharifera) 光沢あり 波状,先端は小突起
名の由来
近縁のサンカクヅルは別名をギョウジャノミズ(行者の水)と言い,蔓を切ると甘い樹液がしみ出してくるという。確かめてはいないが,アマヅルもそうなのではないだろうか。
岡山県情報
岡山県内では,南部を中心に全域に分布する。吉備高原都市周辺でも目にするが,余り多くはない。
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