バラ科ヤマブキ属ヤマブキ,学名:Kerria japonica,by.かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 ヤマブキ属】  Kerria japonica
 ヤマブキ  
【 山吹 】   別名/−−
 ●落葉低木(らくようていぼく)
 ●高さ:1〜2m
 ●花期:4〜5月,両性花

 ●果期:9月
 ●分布:北海道(南部),本州,四国,九州
 
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P624
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)

2008.5.5 岡山県美咲町 2008.5.5 岡山県美咲町
葉は互生(ごせい)。先端は尾状に長く尖り,基部は円形もしくは心形。 裏面には脈上に伏毛(ふくもう)がある。葉脈は裏面に隆起する。
H15.7.20 岡山県「自然保護センター」 H15.7.20 岡山県「自然保護センター」
葉縁には,明確な重鋸歯(じゅうきょし)があり,葉脈(ようみゃく)は裏面にへこむ。 花弁が散った跡。萼片(がくへん)は果期まで長く残る。萼片の奥には未成熟な果実(かじつ)が見える。花弁がなくなるとキイチゴと見間違えそうになる。
H15.7.20 岡山県「自然保護センター」 H16.4.6 岡山県吉備高原都市
若い果実。そう果が集まってつく。熟すと暗褐色になる。 ヤマブキの芽吹き。葉はすでに展開し,花芽が側枝の先端に目立っていた。
2005.4.25 岡山県「宇甘渓」
花弁は5個で,先端はわずかにへこむ。雄しべは多数あり,花柱は5〜8個ある。
2010.3.28 岡山県吉備中央町「宇甘渓」 2010.3.28 岡山県久米郡美咲町西川
展開しはじめた新葉。新枝は緑色で稜がある。
見どころ
シロヤマブキ Rhodotypos scandensと全体の感じは似るが別種。
 ・シロヤマブキは葉が対生。
 ・シロヤマブキは白い花をつける。
 ・シロヤマブキの花弁と萼片は4個(ヤマブキは各5個)
●花が淡黄色を帯びたシロバナヤマブキ(f.albescens)は品種。
●八重咲きのヤエヤマブキ(f.plena)は園芸品種。結実せず,花期はヤマブキよりも1ヶ月ほど遅い。
名の由来
細くしなやかな枝が風に揺れる様子から,古くは「山振」の字が当てられ,それが転訛して「山吹」となったとされる。2)
岡山県情報
山地の谷間などやや湿ったところに自生する。岡山県内では,吉備高原以北と瀬戸内海の島に分布する。
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