バラ科ナシ属ヤマナシ,学名:Pyrus pyrifolia,かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 ナシ属】 学名 : Pyrus pyrifolia
  ヤマナシ
  
【 山梨 】   別名 /−−
 ●落葉高木
 ●高さ:10〜15m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:9〜10月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献 山と渓谷社3「樹に咲く花」 P640

2008.4.24 岡山県高梁市有漢町上有漢
短枝(たんし)に5〜10個の5弁の花を束生(そくせい)する。花柄は長い。
2011.727 岡山県新見市
H16.8.25 岡山県中和村
葉は互生(ごせい)。葉身は長さ6〜18pの卵形または狭卵形。縁には芒状(ぼうじょう)の鋸歯(きょし)がある。初めは褐色の綿毛があるが後に無毛になる。
2011.727 岡山県新見市
H16.8.25 岡山県中和村 H16.8.25 岡山県中和村
果実はいわゆるナシ状果,すなわち,花床(かしょう)が肥大化した偽果(ぎか)である。短枝(たんし)の先につく。大きさは2〜3pと食用のナシに比べるとかなり小さい。
H17.1.14 岡山県「半田山植物園」 2011.727 岡山県新見市
老木になるほど樹皮は不規則にひび割れる。 左よりは若い株だろう。皮目がある。
H17.1.14 岡山県「半田山植物園」
短枝(たんし)についた冬芽。赤味を帯びた芽鱗(がりん)に包まれている。
見どころ
中国から渡来?
ヤマナシは人里近くの山野にしか自生しないことから,中国から渡来したと考えられている。その時期は相当に古く,日本書紀にはすでに「梨」の記述が見られるという。
名の由来
栽培される梨に対して,山に自生する梨の意味。 栽培される梨は,本種の改良種と考えられている。ヤマナシは栽培種に比べて実が小さく,果肉に石細胞(せきさいぼう)が多いので固く,舌触りが悪い。
岡山県情報
岡山県内では中部から北部にかけて分布する。
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