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 【バラ科 カマツカ属】 学名 :Pourthiaea villosa 
  ワタゲカマツカ  
【 綿毛鎌柄 】   別名 / −−
 ●落葉小高木
 ●高さ:5〜7m
 ●花期:4〜6月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:カマツカよりも寒地によく見られる。
参考文献 山と渓谷社「樹に咲く花」



H16.11.27 岡山県吉備高原 H16.11.27 岡山県吉備高原
やや徒長(とちょう)気味の枝にかろうじて残っていた葉。ふつうのカマツカに比べてかなり細長いがこれは,ワタゲカマツカの標準型ではないようだ。互生し葉柄は短い。美しく紅葉していた。 葉の表面には,伏した毛がまばらにある。鋸歯は細かい。主脈(しゅみゃく)は表面でくぼみ,うら面に隆起している。
枝にも白い毛が密生しているのが確認できる。
H16.11.27 岡山県吉備高原 2005.11.20 岡山県吉備高原
葉裏は表よりもさらに毛が密生し白っぽく見える。 果実はまさにカマツカらしい長い柄があり,皮目(ひもく)が目立つ。果実は楕円形で先端には,萼片(がくへん)が残っている。
H16.11.27 岡山県吉備高原 H16.11.27 岡山県吉備高原
仮頂芽(かちょうが)。白い毛が密生している。 側芽(そくが)。基部の芽鱗(がりん)には白い毛が密生しているようだ。
2005.11.20 岡山県吉備高原
昨年度と同じ個体なのだが,今年は葉の表面には,ほとんど毛がなかった。裏面には毛があったが,昨年よりはかなり薄かった。

●見分けるポイント●

  1. →カマツカは,学名上はワタゲカマツカの変種として扱われる。
    (ワタゲカマツカが母種)
     
    ・カマツカは葉裏は無毛(時に主脈上に軟毛がある)。




●備  考●
  1. 現在(04/11/29),わたしが確認しているのは吉備高原のこの1本のみ。「このきなんのき」の所長さんのお話では,カマツカよりも寒地に比較的多く分布しているということ。さがせば,結構あるのかもしれない。

(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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