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H15.10.25 岡山県「21世紀の森」 |
H15.12.3 岡山県「21世紀の森」 |
冬芽。花芽(はなめ・かが)はふっくらとし,葉芽(はめ・ようが)はほっそりとしている。いずれも軟毛(なんもう)が密生している。 |
葉の展開前に開花する。
花は散形状に3〜5個つく。 |
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H15.10.25 岡山県「21世紀の森」 |
H16.3.6 岡山市「半田山植物園」 |
雄しべは,30〜35個ある。 |
花柄(かへい)と萼(がく)には,毛が多いのが特ちょう。愕筒(がくとう)の下部は微妙にふくらんでいる。 |
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2006.12.30 岡山県吉備中央町 |
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樹皮は紫褐色で,若い木では光沢がある。老木では縦に裂ける。皮目が横に並ぶのはサクラ属に多い特徴。 |
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● 備 考 ●
- エドヒガンとオオシマザクラの交雑種と考えられている。結実することはめったになく,繁殖は,ほぼ接ぎ木で行われる。したがって,日本中のソメイヨシノは,同じ遺伝子をもつクローンであると考えられている。天狗巣病(てんぐすびょう)などの病虫害が多く,寿命も60年程度と短い。
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- 江戸時代の末期に,江戸の染井村の植木屋から広まった話は,有名である。人工交配か,自然交配かは不明であるが,エドヒガンとオオシマザクラの雑種であることはほぼ間違いないらしい。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです |