バラ科シロヤマブキ属シロヤマブキ,学名:Rhodotypos scandens,かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 シロヤマブキ属】 Rhodotypos scandens (Thunb.) Makino
  シロヤマブキ
 
【 白山吹 】   別名/−−
 ●落葉低木(らくようていぼく)
 ●高さ:1〜2m
 ●花期:4〜5月 (両性花)
 ●果期:9〜10月
 ●分布:本州(広島・岡山・島根・福井県)
参考文献
(1)「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社)P626
(2)松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P185

▲花弁は白色で先端が丸く,4個ある。バラ科で4枚の花弁は珍しい。
▲葉は対生(たいせい)。葉身は卵形,長さ4〜10p。縁には鋭い重鋸歯(じゅうきょし)がある。
基部は円形で先端は鋭く尖る。
葉脈が裏面にへこみ,しわがはいったように見える。裏面には,綿毛が目立つ。
2013.4.29 岡山県新見市草間台
初めて見た野生のシロヤマブキ。
2004.4.30 岡山県「自然保護センター」 2010.5.9 岡山県「自然保護センター」
2006.5.7 岡山県「自然保護センター」 2006.5.7 岡山県「自然保護センター」
H15.6.3 岡山県吉備高原「21世紀の森」 H15.6.3 岡山県吉備高原「21世紀の森」
H15.12.3 岡山県加茂川町「21世紀の森」
そう果(果皮が薄くて固い)。
1つの花に4個つく。薄い果皮は黒色でツヤがある。一見種子に見えるが,この黒いひとつひとつが果実。
見どころ
ヤマブキ Kerria japonicaと全体の感じは似るが別種。
 ・ヤマブキは葉が互生。シロヤマブキは対生。
 ・ヤマブキは黄色い花をつける。シロヤマブキは白。
 ・ヤマブキの花弁と萼片は5個。シロヤマブキは各4個。
名の由来
全体の雰囲気がヤマブキに似ており、花が白いことによる。
岡山県情報
石灰岩地を好み,岡山県内では中部及び北部の限られた場所にのみ自生する。岡山県版レッドデータブックで絶滅危惧T類に指定されている。
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