←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

 【バラ科 キイチゴ属】  Rubus hirsutus Thunb.
  クサイチゴ
  
【 草苺 】   別名 / ワセイチゴ,ナベイチゴ
 ●落葉小低木(らくようしょうていぼく)
 ●高さ:20〜60cm
 ●花期:4〜5月
 ●果期:5〜6月
 ●分布:本州,四国,九州
 ●生育地:山野
参考文献:「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花」(山と渓谷社) P600
2008.6.21 岡山県美咲町
葉は奇数羽状複葉
(きすううじょうふくよう)、小葉(しょうよう)は1〜2対で、基部は浅い心形、先端は細長く尖る。縁には細かな重鋸歯(じゅうきょし)が並ぶ。葉軸には軟毛と腺毛(せんもう)が密生し、所々に小さな鉤状の刺がある。両面とも軟毛があるが、裏面の方が長くて多い。裏面の主脈上にも小さな刺がある。
托葉
(たくよう)は、細長く、やはり、腺毛がある。
H16.4.11 岡山県加茂川町 H16.4.11 岡山県加茂川町
キイチゴには,花が上向きにつくものと,下向きにつくものがあるが,これは上向きについていた。 つぼみにも腺毛(せんもう)が密生している。
H16.4.11 岡山県加茂川町 H16.4.11 岡山県加茂川町
葉は,小葉(しょうよう)が1〜2対の奇数羽状複葉(うじょうふくよう)。 うら面は淡い緑色で,脈上には軟毛(なんもう)と刺がある。
H16.4.11 岡山県加茂川町
枝には,軟毛(なんもう)と腺毛(せんもう)が密生している。
H17.5.25 岡山県「宇甘渓」 H17.5.25 岡山県「宇甘渓」
花の直径は,4センチ近くあり,キイチゴの仲間では大型の部類。 葉は全体に毛が密生し,ふさふさした感じがする。バライチゴなどと比べると小葉(しょうよう)が大きい。
クワゴマダラヒトリのよう虫が葉を食べていた。
H17.5.25 岡山県「宇甘渓」 H17.5.25 岡山県「宇甘渓」
枝には,軟毛(なんもう)と腺毛(せんもう)が密生しており,特徴がある。 花を裏面から見た様子。
萼片(がくへん)の裏面や果柄(かへい)に腺毛(せんもう)がある。
H17.6.8 岡山県「宇甘渓」
果期は5〜6月。バライチゴよりは一足早い。

●見分けるポイント●

 キイチゴの仲間を見分けるのは,なかなか難しいが,以下のような点からクサイチゴと判断した。
  1. 岡山県内に自生するキイチゴ属で、奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)を有するものは、本種の他にコジキイチゴ、ナワシロイチゴ、キビナワシロイチゴ、クロイチゴ、エビガライチゴがある(「岡山県野生生物目録2003年度版」による)。中でも、2対以上の小葉が普通に見られるのは、本種とコジキイチゴに限られ、コジキイチゴは低木になるので除外される。
     
  2. また、「岡山県野生生物目録2003年度版」には記載がないが、バライチゴも本種に似た奇数羽状複葉をつける。しかし、バライチゴは小葉が本種より細長く、茎は無毛であることから、はっきりと区別できる。
     
  3. 「岡山県野生生物目録2003年度版」によると、本種は岡山県全域に分布し、特に中北部では多いということだ。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです


inserted by FC2 system