バラ科キイチゴ属コジキイチゴ,学名:Rubus sumatranus ,by.かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 キイチゴ属】 学名 : Rubus sumatranus   
  コジキイチゴ  
【 乞食苺 】   別名 / フクロイチゴ(袋苺)
 ●落葉低木
 ●高さ:1〜2m
 ●花期:5〜6月
 ●果期:6〜8月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社<山溪ハンディ図鑑3>,2001年,P594

2011.5.22 岡山県加賀郡吉備中央町
H17.1.1 岡山市北区御津虎倉
葉は互生(ごせい)。奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)で,小葉(しょうよう)は,2〜4対つく。小葉の縁には不ぞろいな重鋸歯(じゅうきょし)がある。葉軸に赤紫色の腺毛(せんもう)と刺が多い。
H17.1.1 岡山県御津町虎倉 H17.1.1 岡山県御津町虎倉
葉裏は,脈上に腺毛(せんもう)や刺があるが,葉軸や葉柄ほどには目立たない。
エビガライチゴにも腺毛が多いが,葉裏に白い綿毛が密生するのは分かりやすい違い。
茎には,赤紫色の長い腺毛(せんもう)が密生している。刺はカギ状に曲がっている。
このような長い腺毛を有するキイチゴ属の樹木は,本種かエビガライチゴのみ。
20136.2 岡山県加賀郡吉備中央町「鳴滝森林公園」
見どころ
赤紫色の腺毛がコジキイチゴの特徴だが,本種のほかにエビガライチゴ(Rubus phoenicolasius)も赤紫色の腺毛を有する。ただ,エビガライチゴの刺は本種より細い。また,小葉の裏面には綿毛が密生し真っ白に見える。
名の由来
果実の中は空洞になっており,その形状を甑(こしき)に例えたのが語源で,コジキに転訛したという説がある。
岡山県情報
岡山県全域に分布する。所々で目にするが,個体数はあまり多くないように思う。
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