バラ科キイチゴ属コバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ),学名:Rubus pectinellus,かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 キイチゴ属】 学名 :Rubus pectinellus Maxim.
 コバノフユイチゴ
【 小葉の冬苺 】   別名 / マルバフユイチゴ
 ●つる性常緑小高木
 ●高さ:−−
 ●花期:5〜7月
 ●果期:8〜9月
 ●分布:本州,四国,九州
参考図書 
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P612
(2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2005.8.6 岡山県真庭市
真庭市内の林内の日陰に見つけた。県南では見かけないが,県北ではふつうに見られる。一見フユイチゴに似ているが,葉の形が明らかに丸いのが特徴。
2005.8.6 岡山県真庭市 2005.8.6 岡山県真庭市
果実の感じもフユイチゴとは異なる。萼片(がくへん)の外側に刺状の毛があり,先端には切れ込みがある。
果実は甘酸っぱくまずまずの味だった。
別名のマルバフユイチゴのとおり,葉は丸みのある形。両面に細かな毛が密生している。
2005.8.6 岡山県真庭市 2013.8.19 岡山県鏡野町「富栄山」
葉裏の様子。葉柄(ようへい)にはまっすぐな刺があり刺さりやすい。
2015.6.14 岡山県鏡野町「岡山県立森林公園」
2011.10.10 岡山県立森林公園
名の由来
フユイチゴに葉の形が似ており,葉が小型であることに由来すると思われる。
「フユ」と名がついているが,果実がつくのは8〜9月。葉の感じがフユイチゴに似ていることに由来するのだろう。
岡山県情報
似た名前のフユイチゴは,海岸部を除く県内全域に広く分布するのに対して,コバノフユイチゴは,北部のみに分布する。個体数は多い。

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