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   【バラ科 サクラ属】  Prunus verecunda
 カスミザクラ
【 霞桜 】   別名 /ケヤマザクラ
 ●落葉高木(らくようこうぼく)
 ●高さ:15〜20m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:6月
 ●分布:北海道,本州,四国
参考文献:「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花」(山と渓谷社) P516
2008.6.25 岡山県吉備中央町「大平山」
葉は互生
(ごせい)。基部は円形またはくさび形,先端は尾状に尖るが,葉の形には変異が多い。縁には単鋸歯(たんきょし)と重鋸歯(じゅうきょし)が入り交じる。葉柄(ようへい)は赤味を帯び有毛。腺点(せんてん)は葉柄の上部に1対ある。毛の生え方には変異が多い。裏面には光沢がある。托葉(たくよう)はしばらく残り深裂する。
2008.4.23 岡山県吉備中央町「大平山」
別名を「ケヤマザクラ(毛山桜)ともいうように,花柄や萼筒(がくとう)に開出毛(かいしゅつもう)が目立つ。特に花柄には多い。
萼片
(がくへん)には鋸歯(きょし)がない。
H15.6.29 岡山県「自然保護センター」 H15.6.29 岡山県「自然保護センター」
葉の最大幅は,中心よりも先端よりになる。
H15.6.29 岡山県「自然保護センター」 H15.6.29 岡山県「自然保護センター」
蜜腺(みつせん)は葉柄(ようへい)の上部につく。
2008.4.23 岡山県「大平山」
展開したての葉。上の花と同一個体である。カスミザクラは葉の展開と同時に咲く。
岡山県に自生するサクラのなかま
種 名 蜜腺の位置 葉の毛の有無  そ の 他 の 特 徴
チョウジザクラ 葉身の基部 両面とも有毛 葉柄や花柄に開出毛が密生
※岡山県では北西部の石灰岩地に自生
キンキマメザクラ 葉身の基部 両面とも有毛
ヤマザクラ 葉柄 両面とも無毛
カスミザクラ 葉柄 両面とも無毛か散生 葉の裏面に光沢がある
オオヤマザクラ 葉柄 両面とも無毛 ※岡山県では中国山地のみに自生
エドヒガン 葉身の基部 両面とも有毛
ソメイヨシノ(植栽) 葉身の基部 両面とも無毛
ウワミズザクラ 葉身の基部 両面とも無毛
イヌザクラ 葉身の基部 両面とも無毛
名の由来
花が白色で,これを霞(かすみ)に見立てた。
岡山県情報
岡山県内で全域に自生する。
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