バラ科キイチゴ属フユイチゴ,学名:Rubus buergeri,かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 キイチゴ属】  Rubus buergeri
  フユイチゴ
  
【 冬苺 】   別名 /カンイチゴ(寒苺),キンイチゴ
 ●つる性常緑小低木
 ●高さ:−−
 ●花期:9〜10月
 ●果期:11〜1月
 ●分布:本州(関東地方以南,新潟県以西),四国,九州
参考文献
・高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P609

2007.1.3 岡山市御津虎倉 H15.11.23 岡山県吉備中央町豊岡上
葉は互生(ごせい)し,ふちには細かい歯牙状(しがじょう)の鋸歯(きょし)がある。
同属のミヤマフユイチゴよりも葉の先端部に丸みがあるのが特徴。ただ,微妙な個体も多いので,葉裏の様子も確認したい。
H15.11.23 岡山県吉備中央町豊岡上 H15.11.13 岡山県吉備中央町豊岡上
葉裏の脈上や,葉柄(ようへい)には,短毛が密生する。
ミヤマフユイチゴは,脈上にわずかに毛がある程度。
一見するとツボミに見えるが,花が終わって果実が熟しているところ。花が終わると,萼片(がくへん)が一度閉じる。
H15.11.23 岡山県吉備中央町豊岡上 H15.11.23 岡山県吉備中央町豊岡上
熟すと閉じていた萼が開き,赤くてみずみずしい集合果(しゅうごうか)を露出する。
甘くておいしい。
やや日陰になる林縁部などに多い印象があるが,日当たりのよい南斜面で見かけることもある。茎は立ち上がらず,地面を這うように伸びていく。
葉の先端 萼の外面 花弁と萼片の長さ
フユイチゴ 丸い 淡褐色の毛が密生 萼片=花弁
ミヤマフユイチゴ とがる ほとんど無毛 萼片>花弁
名の由来
冬に果実を実らせるキイチゴの意味。
岡山県情報
吉備高原を中心に岡山県全域に広く分布する。
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フユイチゴ(R. buergeri) ミヤマフユイチゴ(R. hakonensis)

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