バラ科キイチゴ属ホウロクイチゴ,学名:Rubus sieboldii,by.かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

 【バラ科 キイチゴ属】 学名 : Rubus sieboldii 
 ホウロクイチゴ
【 焙烙苺 】   別名 / 
 ●常緑低木(ややつる性)
 ●高さ:−−
 ●花期:4〜6月
 ●果期:5〜8月
 ●分布:本州(中部地方以西),四国,九州,沖縄
参考文献
1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P610
2) 川原勝征,『新版 屋久島の植物』,南方新社,2003年

2012.10.8 広島県廿日市市宮島町
岡山県の隣の広島県宮島にはたくさん自生していた。岡山県に分布しないのが不思議な気がする。
2010.1.31 和歌山県白浜町
葉は互生(ごせい),葉身は卵形または卵円形で,長さ8〜17p。基部は心形で,先端は不揃いに浅く裂け,それぞれの先端は鈍く尖る。質は厚く,方面には光沢がある。裏面や葉柄には淡褐色の軟毛が密生し,小さな刺がある。
2010.1.31 和歌山県白浜町 2010.1.31 和歌山県白浜町
若い葉の裏面には,黄褐色の綿毛はなく,白っぽくみえる。 茎には,淡褐色の綿毛が密生する。
托葉
(たくよう)の痕跡が見える。
▲ 果実は,集合果。直径2pほどの球形で,赤色に熟す。食べてみたら甘くておいしかった。 ▲花床だけが残ったこの形が,焙烙(ほうろく)に似ているのだそうだ。
2014.7.29 鹿児島県熊毛郡屋久町「西部林道」
屋久島では西部林道の道沿いに非常に多く自生していた。
見どころ
花は直径3p,葉腋に白い花が1〜数個ある。
名の由来
果実を果床から外した様が,焙烙(ほうろく,素焼きの平たい土鍋)に似ていることによる。
岡山県情報
沿海の山地の林縁に生育し,中国大陸南部にも分布する。岡山県内には自生の記録はない。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 渓舟の昆虫図鑑

Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system