バラ科キイチゴ属ハスノハイチゴ,学名:Rhubus peltatus,by.かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 キイチゴ属】 学名 :Rhubus peltatus
 ハスノハイチゴ
【 蓮の葉苺 】   別名 / ハスイチゴ 
 ●落葉低木
 ●高さ:60〜150p
 ●花期:6月
 ●果期:8〜9月
 ●分布:本州(中部地方以西),四国,九州
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉,2001年,P593
(2) 狩山俊吾著,岡山県の樹木図鑑,倉敷市立自然史博物館,2009年

2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
山地の木陰などに稀に生えると図鑑(1)には書かれている。上の写真のものは,標高1000mを超える山の薄暗い林道沿いで見つけた。
2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
葉は互生(ごせい)。葉身(ようしん)は長さ10〜25pで浅く3〜5裂する。切れ込みの浅い葉については5角形に見える。裂片の先端はとがり,縁には細かな鋸歯(きょし)が並ぶ。葉柄(ようへい)は長さ8〜10pで,葉身の内側につくのが最大の特徴。
葉の表面は葉脈に沿ってくぼんでおり,やや皺が多く見える。裏面は葉柄の基部から5本の太い葉脈が伸びているのが目立つ。
2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
托葉(たくよう)はやや肉質で,長さ1pほどあり,よく目立つ。
枝先に直径3〜5pの花を下向きにつける。花弁は円形で白色。果実はイチゴ状の集合果。長さ3〜4pの円柱形で,白く熟す。表面には褐色の毛が密生する。
名の由来
葉柄が葉身の内側につく様子を,ハスの葉になぞらえたことによる。ツヅラフジ科のハスノハカズラ(Stephania japonica)の和名も同様の理由による。
岡山県情報
岡山県内では北部の中国山地に多く分布する。
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