バラ科キイチゴ属エビガライチゴ,学名:Rubus phoenicolasius,by.かのんの樹木図鑑
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 【バラ科 キイチゴ属】 学名 :Rubus phoenicolasius
 エビガライチゴ
【 蝦殻苺,海老殻苺 】   別名 / ウラジロイチゴ 
 ●落葉低木
 ●高さ:2m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:8月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献
1) 高橋秀男ほか,「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花」(山と渓谷社)P607
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P109

2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
葉は互生(ごせい),奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)で小葉は1〜2対。小葉の縁には欠刻状の鋸歯(きょし)がある。
2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
別名ウラジロイチゴの名の通り,歯の裏には白い綿毛が密生し,真っ白に見える。脈上と葉柄(ようへい)には赤紫色の腺毛(せんもう)と湾曲した刺がある。
2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」 2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
茎や枝には,赤紫色の腺毛(せんもう)が密生し,やや湾曲した刺がある。 つぼみにも腺毛(せんもう)が密生する。
2010.7.15 岡山県高梁市「臥牛山」
集合果。赤く熟す。甘みがあり,生食できる。
見どころ
赤紫色の腺毛がエビガライチゴの特徴だが,本種のほかにコジキイチゴも同様の腺毛を有する。ただ,コジキイチゴは刺が本種より太い。また,小葉が本種より明らかに細く,裏面は白くない。
名の由来
赤紫色の腺毛が密生した様子を茹でたエビ(海老)に見立てとされるが,山渓の図鑑(1)には,“毛の生えたエビはいないので分からない。”と書かれている。本種のほかに,エビが付くものにエビヅル(ブドウ科)があるが関連があるのだろうか?
岡山県情報
岡山県全域に分布する。所々で目にするが,個体数はあまり多くないように思う。
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