アワブキ科アワブキ属ミヤマハハソ,学名:Meliosma tenuis,by.かのんの樹木図鑑
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 【アワブキ科 アワブキ属】 学名 :Meliosma tenuis
ミヤマハハソ 
【 深山柞 】   別名 / ミヤマホウソ 
 ●落葉低木
 ●高さ:3m
 ●花期:5〜7月
 ●果期:9〜10月
 ●分布:本州,四国,九州,朝鮮半島,中国
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P408
(2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P219
(3) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年,P111
(4) 狩山俊吾著,岡山県の樹木図鑑,倉敷市立自然史博物館,2009年

2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
葉は互生(ごせい),葉身は長さ5〜15pの倒卵状長楕円形。先端はとがり,基部は葉柄にそってゆるやかに細くなる。縁には波状の鋸歯(きょし)がある。表面には粗い毛が散生しややざらつき,裏面は脈腋(みゃくえき)に毛叢がある。
2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
幼木の葉。葉身が細く,鋸歯(きょし)が浅いが,表面の毛の様子などは本種の特徴をよく表している。
2013.8.22 岡山県鏡野町「富栄山」
果実は直径約3〜4oの球形。9〜10月には黒色に熟す。
葉身の形状(特に波状の鋸歯)はコナラに似ている場合もあるが,表面に粗い毛が散生する点,裏面脈腋に毛叢がある点などは明らかにコナラとは異なる質感がある。
鋸歯の浅い葉では,同属のアワブキに似るが,側脈が本種は7〜14対で,アワブキの20〜30対より明らかに少ない。
細工材として用いられる。(2)
名の由来
ハハソ(柞)は,コナラの別名。葉の形状がコナラに似ており,深山に生育することによるのだろう。
岡山県情報
岡山県内では北部の中国山地など標高の高いところに生育する。
<コメント>
ミヤマハハソは中国山地に分布の中心があり,私にとってはなかなか頻繁には見られない樹種である。今後,花や果実を中心とする四季の様子を観察していくよう頑張りたい。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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