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 【アオイ科 フヨウ属】  Hibiscus syriacus
 ム ク ゲ
【 木槿 】   別名 /ハチス(蓮),モクゲ,ユウカゲグサ
 ●落葉低木
 ●高さ:3〜4m
 ●花期:8〜9月
 ●果期:10月ごろ
 ●分布:中国原産という説と,原産地不明という説がある。
参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) P546

2008.10.11 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
H15.7.20 岡山市「半田山植物園」 H15.7.20 岡山市「半田山植物園」
花は本年枝の葉腋につく。5数性を示し,花弁は5個,柱頭上部は5裂する。雄しべは花糸が癒合して単体雄ずい(たんたいゆうずい)となる。
花の色は様々で,園芸品種が多く出回っている。中央が赤く,周辺が白い花には「日の丸」という品種名がつけられている。
H15.8.19 岡山県「21世紀の森」 2008.10.11 岡山県「21世紀の森」
花粉にまみれたハチの仲間。花粉を媒介するのはこういった昆虫たち。
萼の基部に副萼(ふくがく)があり,アオイ科の特徴のひとつでもある。
H15.6.22 岡山県「円城道の駅」 2008.10.11 岡山県「21世紀の森」
葉は互生(ごせい),基部は円形で,先端は尖る。葉縁には不揃いの鋸歯(きょし)があり,多くは3裂するが,切れ込みの深さはまちまちである。
H15.8.19 岡山県「21世紀の森」 2008.10.11 岡山県「21世紀の森」
枝は上に向かって,すうーっとのびる特徴的な樹形。遠目にもムクゲと分かる。 未熟な刮ハ(さくか)。星状毛(せいじょうもう)が密生している。
H15.6.3 岡山県「21世紀の森」 2006.8.1 岡山県「21世紀の森」
ムクゲの大害虫ラミーカミキリ。幼虫は茎の中の随を食べて育つため,ムクゲにとっては大ダメージ。
この株だけで10匹ちかいラミーカミキリが確認できた。
アオイ科の植物を食草とするフタトガリコヤガ(幼虫)
H15.10.26 岡山県「21世紀の森」 H15.10.26 岡山県「21世紀の森」
刮ハ(さくか)。熟すと5裂する。 種子には長い褐色の綿毛がある。

●見分けるポイント●
  1. フヨウ(Hibiscus mutabilisとの区別
    ・花は,ムクゲよりもフヨウのほうが一回り大きい。
    ・葉はフヨウの方が大きい(ムクゲは3裂,フヨウは3〜7裂)
    ・フヨウは枝を横に広げるが,ムクゲは縦にすっと伸びる。

メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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