アオギリ科アオギリ属アオギリ、学名:Firmiana simplex、かのんの樹木図鑑
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【アオギリ科 アオギリ属】 Firmiana simplex W.F.Wight
  アオギリ
 
【 青桐 】 別名/アオノキ
 ●落葉高木
 ●高さ:15m
 ●花期:5〜6月 (雌雄同株)
 ●果期:9月
 ●分布:沖縄 
※暖地では野生化した個体が見られる。
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉2001

2013.9.7 吉備中央町(旧加茂川中学校)
H14.12 岡山市「総合グランド」 H15.10.18 岡山市「生涯学習センター」
緑色でへいたんな樹皮(じゅひ)。遠目に見ても美しい。アオギリの「アオ」は,この樹皮(じゅひ)の色に由来する。
H15.10.18 岡山市「生涯学習センター」 H15.10.18 岡山市「生涯学習センター」
掌状(しょうじょう)に,3〜5裂する大型の葉をつける。大きな葉をつけるものには,「○○キリ」という和名がついている場合が結構ある。(イイギリ,アブラギリなど。ただし,キリはゴマノハグサ科なので分類上はまったく異なってくる。)
H15.10.18 岡山市「生涯学習センター」 2006.9.24 岡山県吉備中央町
袋果(たいか)。成熟する前に心皮(しんぴ)が裂開し,緑色の種子を現す。
2016.1.11 岡山市「太陽の丘公園」 H17.3.12 岡山市「生涯学習センター」
果期は9月頃だが,3月にもわずかに果実を残していた。ユニークな舟形。
2006.12.25 岡山市「生涯学習センター」
冬芽は,茶褐色の毛が密生した球形。先端が頂芽でひとまわり大きい。横にあるのが側芽で小さい。葉痕(ようこん)は,楕円形で,維管束痕(いかんそくこん)が多数見える。

● 備 考 ●
  1. 本来は国内では沖縄にのみ自生するが,樹皮や樹形の美しさから公園樹や街路樹として各地に植栽され,暖地を中心に逸出・野生化した個体が見られる。
    岡山県内でも,南部を中心に中部に至るまで逸出・野生化が見られる。吉備高原でも,林縁部などで希に目にすることがある。
     
  2. アオギリ科の樹木は,熱帯に多く,日本ではなじみが薄い。しかし、カカオノキ(チョコレートの原料)や,コラノキ(コーラ飲料の原料)など有用な樹種が含まれる。

メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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