アカネ科クチナシ属クチナシ,学名:Gardenia jasminoides,by.かのんの樹木図鑑
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 アカネ科 クチナシ属】   Gardenia jasminoides
  クチナシ 
【 梔子・山梔子 】   別名 /ジャパニーズジャスミン
 ●常緑低木〜高木
 ●高さ:1.5〜3m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:12月
 ●分布:本州(静岡県以西),四国,九州,沖縄
参考文献
「山渓ハンディ図鑑5樹に咲く花」(山と渓谷社) P318
室井綽・清水美重子著「ほんとうの植物観察2」(地人書館)P90-91
H16.12.11 岡山県吉備高原
・葉は対生(たいせい)で長楕円形。全縁(ぜんえん)。柔らかい革質で光沢がある。
・側脈の間が盛り上がり,側脈が裏面にやや隆起する。
H15.6.29 岡山市 2010.1.24 岡山県加賀郡吉備中央町
葉の縁がほんの少し裏面に巻き込む。
H15.11.16 岡山県吉備高原 −公園樹− H14.12 岡山市「総合グランド」
托葉(たくよう)は,4枚が合着(がっちゃく)して筒状になっている。 株立ち状になる。
H15.1.2 岡山県御津郡御津町 民家 H15.6.13 岡山県吉備高原「21世紀の森」
果実は,萼筒(がくとう)が肥大化したもので,偽果(ぎか)。鮮やかな朱色に熟すが,裂開しない。これが“口無し”の名の由来になっていると言われる。 6〜7月,枝先に大きな6弁花をつける。はじめは白色だが,翌日には黄ばんでくる。学名の“jasminoides”は「ジャスミンのような」という意味で,この花の強烈な甘い香りに由来している。
H16.12.11 岡山県吉備高原 2010.1.24 岡山県加賀郡吉備中央町
葉痕(ようこん)
2010.1.1 岡山県御津虎倉
農家の庭先に干してあったクチナシの実。料理の着色に利用される。
 コクチナシ Gardenia jasminoides Ellis var. radicans
H15.1.25 岡山市「半田山植物園」 H15.1.25 岡山市「半田山植物園」
中国原産。全体に小型で,葉も花もひとまわり小さいため,鉢植えや庭木としてよく利用される。 コクチナシの果実(かじつ)ひとまわり小さいのが特ちょう。
 ヤエクチナシ Gardenia augusta
H15.6.29 岡山市 H15.6.29 岡山市
八重咲きが特徴 つぼみ

●備  考●
  1. 碁盤・将棋盤の足のモデル
    碁盤や将棋盤の足は,クチナシの果実をモデルに彫刻されている。“熟しても口が割れない(裂開しない)果実”に“横から口を出さないように”という意味を込めていると言われている。
     
  2. 果実は有用
    果実(かじつ)にはカロチノイドの一種クロシンが含まれ,黄色の染料にされる。無毒なので,食品の着色に用いられることも多い。
    また,漢方では,「山梔子(さんしし)」といい,黄疸や肝炎などに服用する。

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