アカネ科アリドオシ属ジュズネノキ,学名:Damnacanthus macrophyllus,by.かのんの樹木図鑑
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 アカネ科 アリドオシ属】 学名:Damnacanthus macrophyllus
 ジュズネノキ
【数珠根の木】 別名/ナガバジュズネノキ,オオバジュズネノキ 
 ●常緑低木
 ●高さ:50〜100p
 ●花期:4〜5月
 ●果期:11月〜1月
 ●分布:本州
(近畿地方以西),四国,九州
参考文献
・高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉,2001年,P328
・岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2010.3.26 香川県まんのう町
葉は対生(たいせい)。長さ7〜13pの卵形〜狭長楕円形。大型の葉と小型の葉が交互につくのが特徴であるが,小型の葉は退化していることも多い。葉はやや厚みがあり,表面には光沢がある。
2010.3.26 香川県まんのう町
果実は核果(かくか)。直径4〜5oの球形で,艶やかな赤色に熟す。先端にはギザギザの穴があいているが,これは萼片が残存したものである。
食用になると言う話は聞かないが,赤く多肉質な果実をつけるということは,やはり鳥による散布が行われてきたのだろうか。
2010.3.26 香川県まんのう町
幼木。目立った刺は見あたらないが,下の方にやや長い刺があった。よく見ると先端が小さく2又に別れている。葉がやや卵形に近く,ひょっとするとオオアリドオシかとも思ったが,全体的に見ればほとんど刺がないことと,周辺にジュズネノキが多く見られたことから,やはりジュズネノキであろうと判断した。
この林内で見つけたのは上の3株のみ。いずれも高さはひざ丈かそれより低い。果実は付いておらず,小さなつぼみが付いたいた。探せばもっと見つかるのかも知れないが,多くないことは確かである。この地から無くならないでほしいと願うばかりである。
2011.12.31 岡山県北区
社叢林にて,3株を見つけた。香川のまんのう町で見たものよりは,葉の形が狭長楕円形に近い。刺は気を付けてみないと見逃してしまうほど小さい。
同じアリドオシ属にアリドオシ,オオアリドオシがある。私はこれまでアリドオシ,オオアリドオシを観察したことがないのであるが,図鑑の記述をたよりにその違いをまとめてみた。
葉の長さ 刺の長さ 樹高 果実 その他
アリドオシ 0.7-2p 8-20o 60p 直径6-7o
オオアリドオシ 2-6p 2-6o 1m 直径7-8o 根が数珠状に肥大しない
2〜3年枝にも曲がった短毛が残る
ジュズネノキ 7-13p 0-2o 2m 直径4-5o 2〜3年枝はほぼ無毛
名の由来
根が数珠状に肥大することに由来する。
別名のナガバジュズネノキ(長葉数珠根の木),オオバジュズネノキ(大葉数珠根の木)については,近縁のオオアリドオシをジュズネノキと呼ぶことがあり,葉の大きさに着目して,「ナガバ」あるいは「オオバ」と区別した経緯があるようである。
それにしても,根の形状に着目してジュズネノキと呼ばれたということは,根に何か利用価値があったのではないかと思う。
岡山県情報
岡山県内では,中部に局所的に自生する。
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