ヒシ

ヒシ科 ヒシ属
Trapa japonica   (菱)
花 期  7〜10月
分 布 北・本・四・九
生育地 池や沼

H16.6.6 岡山県「自然保護センター」 H16.6.6 岡山県「自然保護センター」
浮葉植物(ふようしょくぶつ)。 葉の上半分には不ぞろいの鋸歯があり,表面張力を生かすのに一役かっているように見える。
H16.6.6 岡山県「自然保護センター」 H16.6.6 岡山県「自然保護センター」
水中根(すいちゅうこん)とは,水中にある根のこと。水中根は光合成を行うためにあるということ,したがって,これは日光が届く範囲にしかない。 葉柄の中央部は,ふくらんでスポンジ状になっており,浮き袋の役目をもっている。浮葉植物(ふようしょくぶつ)は,葉を沈めないために様々な工夫をしている。
H15.11.2 岡山県「自然保護センター」 H15.11.2 岡山県「自然保護センター」
果実は水中で成熟し,茎から離れて水面に浮く。2個の刺は,萼片(がくへん)が変化したもので,これで水鳥に付着して分布を広げるらしい。

昔の人は,このヒシの実を食用にしたと言うことで,試みに食べてみた。緑の果実をカッターナイフで二つにわると,中には真っ白い子葉があり,食べると粉っぽい感じでやや甘みがあった。けして美味しいとは言えないが,立派な食料であったと思われる。この池に住むヌーとリアも器用にかじって食べるということだ。
H15.11.2 岡山県「自然保護センター」 H15.11.2 岡山県「自然保護センター」
水中根(すいちゅうこん) 白い花を水上に咲かせる。雄しべ,花弁,萼(がく)は各4個ある。


この日はすでに葉や茎は腐り始めていたが,水中には成熟しきれなかった果実がたくさん見られた。すでに葉が腐り光合成が行えないため,これらは成熟できずに終わるということだ。

2003-11-03
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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