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ス イ バ

タデ科 ギシギシ属                   多年草 
学名 : Rumex acetosa
(酸い葉) 別名/ スカンポ
花 期  5〜8月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 人家の近くや草地,田の畦など
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P366


2006.5.2 岡山県吉備中央町 H16.5.4 岡山県吉備高原
スイバは雌雄異株(しゆういしゅ)。
これは雌花で赤い房状のものが柱頭である。よく観察しないと全く気が付かない。
成熟しつつある果実。内花被片が翼状(よくじょう)にはりだして,そう果を包んでいる。
2006.5.2 岡山県吉備中央町 2006.5.4 岡山県吉備中央町
雄花。雄しべが6個ある。花糸(かし)は細く,先端の葯(やく)は少しの風でも揺れ動き,花粉をまき散らす。
H16.5.4 岡山県吉備高原 2005.2.6 岡山市「半田山植物園」
スイバとギシギシの区別のもっとも分かりやすい観点は,葉の基部の形。
基部が矢じり形にきれこんでいるのがスイバで,ギシギシの仲間は円形または心形。
写真のように上部の葉は茎を抱くが,下部では柄がある。
冬の姿。ロゼットとよんでよいものかどうかは分からないが,葉を真っ赤にして,地面に張り付いて冬を堪え忍んでいる。



 スイバの名は,葉を噛むと酸っぱい味(酸味)がすることに由来すると言う。
 我が家の娘(5才)は,この「酸い葉」が好きで,見つけるとすぐに食べ始める。親としては,初めのうちは「まぁ よかろう」と思っていたのだが,あまりにたくさん食べるので心配になってきた。…というのが,「シュウ酸(蓚酸)」という物質の存在を私が知っていたからである。そもそも,このスイバの酸っぱさの正体は,シュウ酸なのだ。わたしは以前,「ホウレンソウの葉の基部の赤っぽいところにシュウ酸がたくさん含まれており,それが尿道結石の原因になる」というのを聞いた覚えがあったのだ。(うろ覚えだったが…)
5才とは言え,娘を納得させるには科学的根拠が必要だ…。

 いろいろ調べてみると,「NHKのためしてガッテン!」のWebページに大変詳しい解説があった。
尿路結石は、食事に含まれるシュウ酸と、カルシウムが結合し、シュウ酸カルシウムという結晶ができることによってできるのだそうだ。シュウ酸は人間が日常的に口にするほとんどの食品に含まれており,とくに,ほうれん草、バナナ、ココア、コーヒー、大根、なす、さつまいも、ビールなどに多いらしい。(詳しくは,ためしてガッテンのWebページを見ることをお勧めする。)

結石に至るまでには,複雑なメカニズムがあるようだが,いずれにせよ,道ばたでのスイバの多食は余りよろしくないようだ。(衛生的にもよくないだろう。)
食べたいのなら,きちんと水洗いした後,サラダなどにして食べるのがよいだろう。ためしてガッテンの中では,ホウレンソウは,シラスをかけて食べることで,結石ができにくくなるとあった。スイバも同じことが言えるだろう。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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