シソ科オドリコソウ属ホトケノザ,学名:Lamium amplexicaule,かのんの樹木図鑑
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ホトケノザ

シソ科 オドリコソウ属                    2年草
学名 : Lamium amplexicaule
( 仏の座 ) 別名/ サンガイグサ(三階草)
花 期  3〜6月
分 布 本州・四国・九州・沖縄
生育地 畑や道ばた
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P161
(2) 草思社「身近な雑草のゆかいな生き方」(稲垣栄洋)P26


2005.12.12 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
花期は3〜6月とされているが,12月ごろから花を見かけるようになる。畑地など比較的,肥沃な土壌に群生する。空き地などの荒地には少ない。
2005.12.12 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
シソ科らしい紫色の唇形花(しんけいか)。紫色の濃さは個体差があるようだ。下唇には,濃い紫色の蜜標(みつひょう)があり,花粉を媒介する昆虫の足場になる。上唇はお椀状で,雄しべに覆い被さるようになる。花筒部が長く,立ち上がるように咲き,基部には蜜がある。
花冠を引き抜くと,基部側から蜜を吸うことができる。
2005.12.12 岡山県「21世紀の森」 2005.4.16 岡山県「21世紀の森」
葉は対生し,2枚の半円形の葉が茎をぐるりと覆っている。縁には鈍い鋸歯(きょし)がある。
↑のところには,ちょっと前に咲いていた花の種子が見える。「花を咲かせては,上に伸びる」という生長をできる限り続けていく。
ホトケノザは閉鎖花(へいさか)をつける植物としてスミレなどとともによく知られている。
閉鎖花は,開花することなく自家受粉して結実する。従って,花粉の媒介を必要とせず,より効率的に子孫を残せる。ただし,遺伝的な変化が起こらないという欠点がある。ホトケノザは両者をうまく使いながら繁栄している。
2006.12.11 岡山市「半田山植物園」
ホトケノザの種子にはエライオソームというアリを誘引するものが付属している。アリは種子をエライオソームごと巣内に運び,エライオソームを利用後,不要になった種子は巣の周辺に捨てる。
このように,アリの力を借りて種子を散布することをアリ散布といい,ムラサキケマンタチツボスミレ,アオイスミレ,カタクリスズメノヤリ,カンアオイなど多くの植物が行っている。
(参考:全国農村教育協会「写真で見る植物用語」(岩瀬徹・大野啓一著)P133)
名の由来
対生する半円形の葉を,仏様の連座に,その上に立ち上がるように咲く唇形花を仏様と見立てた。
「春の七草」のホトケノザは本種ではなく,コオニタビラコ(キク科)を指す。こちらは,ロゼット状の根生葉を,仏様の連座に見立て,斜上する花茎と花を仏様に見立てたとされる。
岡山県情報
岡山県内全域に広く分布し,ごく普通に見られる。
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