マメ科ヌスビトハギ属ヌスビトハギ,学名:Desmodium podocarpum,かのんの樹木図鑑
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ヌスビトハギ

マメ科 ヌスビトハギ属                          多年草
学名 : Desmodium oxyphyllum
( 盗人萩 ) 別名/−−
花 期  7〜9月
分 布 日本全土
生育地 平地から山地の草地,道ばた,林縁
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P278
(2) 林弥栄監修,野草見分けのポイント図鑑,講談社,2003年,P274
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2008.9.6  岡山県美咲町
衣服に付着するととても取りにくく,いまいましい節果からは想像もつかないほど花は清楚で美しい。枝先に長い花軸を伸ばし,小さな淡紅色の蝶形花(ちょうけいか)をまばらにつける。蝶形花には短い柄がある。
マルバヌスビトハギやアレチヌスビトハギにくらべると,花軸が枝分かれが少ない。
2011.10.16 岡山県美咲町 H16.8.10  岡山県吉備高原
虫がまだ訪れていない花は雄しべと雌しべが竜骨弁(りゅうこつべん)の中に隠れている。 一方,一度虫が訪れた花は,雄しべと雌しべが竜骨弁から飛び出て,再び収納されることはない。
ヌスビトハギ属と,コマツナギにこのような特徴が見られるが,その他のマメ科の蝶形花では虫が去ると再び収納されるそうだ。
H15  岡山県「自然保護センター」
節果には2個の小節果がある。同属のマルバヌスビトハギも同様だが,外来種のアレチヌスビトハギなどは5〜6個の小節果をもつ。
いずれも節果の表面にはカギ状の毛が密生しており,動物の毛などに付着して分布を広げる。
H15  岡山県「自然保護センター」 H16.8.10  岡山県吉備高原
葉は三出複葉で,小葉(しょうよう)は,中央よりやや基部よりがもっとも幅が広い。
マルバヌスビトハギでは,中央よりも先端よりがもっとも幅が広い。
うら面の様子。ほとんど毛が見られない。マルバヌスビトハギやアレチヌスビトハギでは,両面に伏毛(ふくもう)が多い。
名の由来
2つの小節果(しょうせっか)からなる節果を,盗人の足跡(つま先で歩く)に見立てたと言われている。
岡山県情報
ヌスビトハギは岡山県全域に広く分布する。

岡山県内に自生するDesmodium属(ヌスビトハギ属)
和名 主 な 特 徴
葉のつき方 その他
フジカンゾウ 小葉は5〜7枚 葉は下部に集中しない。
アレチヌスビトハギ 三出複葉 葉は下部に集中しない。
帰化。小葉は細い。小節果は5〜6個
ヌスビトハギ 三出複葉 葉は下部に集中しない。 頂小葉の最も幅広の部分は,葉の中央よりもやや基部より。
マルバヌスビトハギ 三出複葉 葉は下部に集中しない。 頂小葉の最も幅広の部分は,葉の中央よりもやや先端より。
ケヤブハギ 三出複葉 葉が下部に集まる。 葉は有毛。
ヤブハギ 三出複葉 葉が下部に集まる。 葉はほぼ無毛。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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