キンポウゲ科セツブンソウ属セツブンソウ,学名:Shibateranthis pinnatifida,かのんの樹木図鑑
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セツブンソウ

キンポウゲ科 セツブンソウ属 
学名 : Shibateranthis pinnatifida (Maxim.) Satake et Okuyama 
( 節分草  ) 別名/−−
花 期  2下旬〜3月上旬
分 布 本州(関東地方・中部地方)
生育地 雑木林の林縁
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P321
(2) 千葉喬三監修,岡山の樹木,山陽新聞社,1989年,P27

2006.3.4 岡山市御津町
 今年は,御津町の群生地に足を運んでみた。天気のよい土曜日とあって大勢の人が入れ替わり立ち替わり訪れていた。やはり,ここも昨年訪れた建部町の群生地と同様,よく手入れの行き届いたクリ林の林床に群生している。

花弁状に見えるのは,萼片(がくへん)で通常5枚であるが,6枚だったり,時に八重(右下写真)であったりする。朝露が解け,透き通って朝日に輝く萼片(がくへん)は,まるでガラス細工のよう。内側には黄色い蜜腺(みつせん)が円を描いて並んでいるが,これは花弁が変化したもの。さらに,中央に紫色を帯びた葯(やく)が多数見える。写真ではいくつかの葯が破けて花粉が出ている。雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)と思われる。まん中には,多数の雌しべがある。

セツブンソウは,Spring Ephemeral(スプリング・エフェメラル)と呼ばれる早春の野草のひとつ。 いち早く花を咲かせることで,林の木々が葉を開く前に林床に降り注ぐ日光を独占し,また,花粉を媒介する昆虫も独占できる。
H17.2.13 岡山県建部町の群生地
通常雄しべの葯(やく)は紫色を帯びているが,この個体は,完全な白色。
H17.2.13 岡山県建部町の群生地
この場所は,地域の皆さんが大切に維持管理されている群生地。斜面の上にはクリの木があり,下草刈りが定期的に行われているようだ。
2015.3.29 岡山県新見市哲多町
セツブンソウの果実。長さは約1pの袋果。成熟すると裂開して,種子をこぼす。
花はなくても,茎葉の途中にある,不規則に切れ込んだ苞葉
(ほうよう)を見ればセツブンソウと分かる。
名の由来
節分の頃に開花することに由来する。
岡山県情報
岡山県内では中部から北部にかけて点在する。岡山県のレッドデータブックで,準危急種に指定されている。
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