キク科アザミ属ノアザミ,学名:Cirsium japonicum,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

ノアザミ

キク科 アザミ属                    多年草
学名 : Cirsium japonicum
( 野薊 ) 別名/ −− 
花 期 5〜8月
分 布 本州・四国・九州
生育地 山野,道ばた,草地
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P84

岡山県吉備中央町
春から初夏にかけて一斉に花を開く。この時期に咲くアザミ属の仲間は,本種だけ。
花柱は2裂し,直立するのがアザミ属に共通の特徴。
総包片
(そうほうへん)は,ほぼ直立し,先端部だけがわずかに開く。
2009.5.9 岡山県吉備中央町 H16.5.6 岡山県加茂川町尾原
頭花(とうか)は多数の筒状花(とうじょうか)からなる。頭花の周辺部では,ほぼ花粉を出し終わり,柱頭が長く伸びているが,頭花の中央部は,まだつぼみの状態である。 自家受粉を避けるには,全ての花が開花し,花粉を出し切ってから,柱頭の先端が2裂し,機能しはじめる必要があるだろう。
H16.5.6 岡山県加茂川町尾原 H16.5.6 岡山県加茂川町尾原
茎葉の基部は茎を軽く抱く。するどい刺があり,さわると痛い。茎には白い毛が密生している。 総包(そうほう)に包まれた蕾。
ノアザミは総苞に粘りがあるのも特徴のひとつ。
H16.5.6 岡山県加茂川町尾原
根生葉(こんせいよう)は,羽状に中裂(ちゅうれつ)する。
H16.6.6 岡山県「自然保護センター」 H16.5.6 岡山県加茂川町尾原
2011.6.12 岡山県自然保護センター
上の写真は,雄性期の花。
濃い紫色の部分は,雄しべの葯
(やく)が筒状になり花柱を取り囲んだもので,筒状になった葯を葯筒(やくとう)という。また,このような構造をした雄しべを集約雄蘂(しゅうやくゆうずい)という。

@ ハナムグリなどがごそごぞ動き回り,刺激が伝わると雄しべの花糸
(かし)が収縮し,葯筒が下がる。
A 花柱にある集粉毛
(しゅうふんもう)が花粉をトコロテン式に葯筒の上部から外へ押し出す。
B 花粉を出し終わると,花柱が伸びてきて,雌性期に入る。

これにより,次のようなメリットがあると考えられる。
@花粉を媒介する昆虫が訪れたときに,無駄なく花粉を出すことができる。
A雌性期と雄性期を分けることで,自家受粉を防ぐことができる。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 渓舟の昆虫図鑑

Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system