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キセルアザミ

キク科 アザミ属                   多年草
学名 : Cirsium sieboldii Miq.
 ( 煙管薊 ) 別名/マアザミ(真薊)      
花 期  9〜10月
分 布 本州・四国・九州
生育地 湿地・池・沼地
参考図書
山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P88
山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花」P62


2005.9.4  岡山県「自然保護センター」
葉がまばらにしかない茎と,おじぎをしたような頭花(とうか)を,煙管(きせる)に見立てた和名。
頭花は複数の筒状花(とうじょうか)からなり、周辺部から開花が進む。雄しべの葯(やく)は合着し筒状になり、未成熟な雌しべがところてん式に花粉を押し出す。鮮やかな赤紫に見えているのが雌しべである。花冠は5深裂する。
2005.10.16  岡山県「自然保護センター」
根生葉(こんせいよう)は花期にも残る。
2008.10.4 岡山県吉備中央町
H15.10.19  岡山県「自然保護センター」 H15.10.19  岡山県「自然保護センター」
そう果が成熟するにつれ,おじぎから直立にかわり,少しでも種子を遠くへ散布しようとする。
2008.10.4 岡山県吉備中央町
ロゼット。切れ込みの深さはまちまちで変異の幅が大きい。

● 備 考 ●
  1. 見分けが難しい秋のアザミの中にあって、比較的分かりやすい。生育場所は湿地に限られる。また、花期にはうつむくように頭花を垂れ、茎葉は極めて小さく、ロゼット状の葉が目立つ。
     
  2. 種子散布の工夫
    キセルアザミは「うつむくアザミ」として知られる。アザミの仲間には、下向きに花をつけるものも多いが、キセルアザミほど極端に下を向くものはない。なぜ、下を向いているのかについては諸説あるが、訪れる虫たちの足場を不安定にすることで、できるだけ多く花粉がまぶれるようにしているのではないかとも言われている。
    花期が終わり、果期に向かうにつれ、次第に起きあがり、種子を散布する頃には完全に上向きになる。少しでも多く風を受け、遠くへ散布されようとする知恵である。
 
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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