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カサスゲ

カヤツリグサ科 スゲ属         多年草 
学名 : Carex dispalata
( 笠菅 ) 別名/ ミノスゲ
花 期  4〜7月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 平地の水湿地
参考図書 山と渓谷社「野に咲く花」P519


2006.4.30 岡山県「自然保護センター」
センター棟前の湿地に群生している。 頂小穂(ちょうしょうすい)は雄性。
先端から下に向かって順に咲く。上の写真は,一番上は花粉を出し終えた状態。中央が花粉を出している状態。一番下は,まだ開花していない状態である。指ではじくと,中央の“ぼわっ”としたところから大量の花粉が舞う。
2006.4.30 岡山県「自然保護センター」 2006.5.7 岡山県「自然保護センター」
側小穂(そくしょうすい)は3〜6個あるようだ。すべて雌性。
ひとつひとつの小穂から白いブラシのような柱頭が3個ずつ伸びている。
1週間後,柱頭は完全に役目を終え,果実期に入った。
2006.4.30 岡山県「自然保護センター」
木道をはさんで,すぐ近くにアゼスゲも群生していた。大きさ以外は非常によく似ている。
上がアゼスゲ。20〜80センチになるらしい。下がカサスゲ。40〜100センチになるらしい。
2009.5.13 岡山県吉備中央町
吉備高原の水辺で見かけた。おそらくカサスゲでよいと思うのだが…違ったらお知らせください。
雄性の頂小穂はすっかり萎びてしまっており,雌性の側小穂は果期に入っている。


● 備 考 ●
 カサスゲは,ミノスゲとも呼ばれ,かつて簑(みの)や笠(かさ)を作るために栽培されたそうである。今は,目にも止まることもないただの雑草だが,かつては生活と密着した植物だった。6月下旬頃刈り取り,乾燥,保存しておき,農業の合間に蓑や笠を作ったのであろう。
 蓑や笠を作るのに最適な素材を身近な植物から選び出した先人の知恵と技術に敬服するともに,少し前までは,誰もがもっていた知識や技術が急速に失われつつあることを残念に思わずにいられない。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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