ヒガンバナ科ヒガンバナ属ヒガンバナ,学名:Lycoris radiata var. radiata,かのんの樹木図鑑
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ヒガンバナ

ヒガンバナ科 ヒガンバナ属                       多年草 
(彼岸花)  学名 : Lycoris radiata var. radiata 
別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華),シビトバナ(死人花),ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)
花 期  9〜10月
分 布 日本全土
生育地 田の畦や河川の土手
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年


H15.10.2 岡山県吉備中央町豊岡上 H15.9.26 岡山県吉備中央町豊岡上
散形状に5〜7個の花がつく。また,1つの花には,6個の花被片がある。
H16.9.26 岡山県「自然保護センター」 H16.9.26 岡山県「自然保護センター」
黄色い花粉が目立っていた。  花の枯れた後の様子。9月末にはほとんどこのような状態になっている。
H16.10.1 岡山県吉備中央町 H15.11.2 岡山県「自然保護センター」
 緑色にふくらんだ部分を切り開いてみると白い種子らしきものがみられた。これが発芽することはないらしい。 葉は晩秋に伸び始め,翌年の春には枯れる。
他の草が元気なく冬を堪え忍んでいるときに青々とした葉を伸ばすのは,ライバルとの競争を巧みに避けている。
2006.9.24 岡山県「自然保護センター」
アゲハ(ナミアゲハ)がしきりに寄っていた。日本のヒガンバナは3倍体で結実しないので,ヒガンバナにとってのメリットはないのだが…。
  • ヒガンバナは,古い時代に中国から渡来したという説が有力であり,日本のヒガンバナは,3倍体で,ほとんど結実することはなく,仮に結実しても,発芽しないとされる。(中国には結実するものもあるらしい。)したがって,日本のヒガンバナは鱗茎(りんけい:球根の一種)によってのみ増える。
     また,シロバナヒガンバナについて不確実な情報だが,シナヒガンバナショウキズイセン(ショウキラン)との雑種であるということだ。このシナヒガンバナが中国にある2倍体の種であるらしい。  ※ 同じく3倍体の植物にオニユリがある。ただし,オニユリは鱗茎の他に,「きご」や「むかご」でも増えることができる。
  • ヒガンバナの鱗茎は,アルカロイドを含み,有毒だが水にさらすことで容易に取り除くことができる。昔は救荒食物(きゅうこうしょくもつ)(飢饉の際の重要な食料)になったらしい。
    わたしが子供の頃,ヒガンバナをさわると”頭が痛くなる”などと言われたのも,有毒であることへの警告とともに,非常食としての重要性を昔の人々が認めていたことの名残かもしれない。また,ヒガンバナが人家の近くにしかないのもこのためとされる。逆に山中でヒガンバナを見かけたら,かつて近くに人家があった証である。
名の由来
  • 彼岸の時期になると一斉に真っ赤な花を咲かせる。葉は晩秋から成長し,翌年の春に枯れる。葉と花の時期がまったくずれることから「葉は花見ず,花は葉見ず」とか「葉見ず花見ず」などというと言われることもある。
岡山県情報
岡山県全域に広く分布する。
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