オシダ科カナワラビ属リョウメンシダ,学名:Arachniodes standishii,かのんの樹木図鑑
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リョウメンシダ
オシダ科 カナワラビ属            常緑性,3〜4回羽状複葉
学名 : Arachniodes standishii (T.Moore) Ohwi
( 両面羊歯 ) 別名/ 
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 山地の谷間の湿った場所に群生
高 さ 60〜150p
参考図書
(1) 光田重幸著,検索入門 しだの図鑑,保育社,1986年,P40
(2) 阿部正敏著,葉によるシダの検索図鑑,誠文堂新光社,1996年,P158
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年
(4) 北川淑子著,シダハンドブック,文一総合出版,2007年,P70-71

2012.12.31 岡山県加賀郡吉備中央町「鳴滝森林公園」
渓谷の北側斜面下,かなり湿り気のある場所に群生していた。
2005.1.25 岡山県
2010.2.23 岡山県
  • 葉の両面が同じような淡い緑色をしている。
  • 最下羽片の下向き小羽片が長い。
  • 葉柄下部の鱗片は褐色〜黄褐色,ネクタイ状で密生。
  • 胞子は秋〜冬に成熟し,葉緑素を含むため,初めは緑色を帯びる。包膜は大型で灰色の円腎形。(上の写真はすでに胞子を出している)
  • 根茎は短く這う。
名の由来
葉の両面が同じような淡い緑色をしており,裏表がないように見えることから両面羊歯。
岡山県情報
岡山県全域に分布し,Arachniodes属では最も普通に見られる種である。

岡山県内で確認されているArachniodes属
 ・ホソバカナワラビ
 ・オニカナワラビ
 ・シノブカグマ
 ・ミドリカナワラビ(岡山県版RDB 絶滅危惧T類
 ・オオカナワラビ(別名:カナワラビ)
 ・ハカタシダ
 ・コバノカナワラビ(岡山県版RDB 絶滅危惧T類
 ・リョウメンシダ(岡山県内でもっとも普通に見られるArachniodes属)
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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