オシダ科ヤブソテツ属オニヤブソテツ,学名:Cyrtomium falcatum,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

オニヤブソテツ
オシダ科 ヤブソテツ属              常緑性,1回羽状複葉
学名 : Cyrtomium falcatum (L.f.) C.Presl
( 鬼藪蘇鉄 ) 別名/ 
分 布 北海道,本州,四国,九州,沖縄
生育地 海岸近くの崖
高 さ 50〜100p
参考図書
(1) 光田重幸著,検索入門 しだの図鑑,保育社,1986年,P64
(2) 阿部正敏著,葉によるシダの検索図鑑,誠文堂新光社,1996年,P60
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2013.1.1 岡山市北区御津虎倉
北側斜面のがれ場に1株だけ生育していた。
2012.12.31 岡山県加賀郡吉備中央町
我が家の北側に1株だけ生えていた。
2013.1.27 岡山県備前市「鹿久居島」
鹿久居島に自生するヤブソテツの仲間はオニヤブソテツが最も多いようだ。
羽片は10〜20対。厚い革質で光沢が強い。羽片の縁は全縁の場合と,波状の鋸歯(きょし)がある場合がある。
胞子のう群(ソーラス)は中肋付近には少ない。包膜の中心は黒褐色。

(コメント)
図鑑には「海岸近くの崖上に生育する」と解説されているが,上に紹介した2株はいずれも内陸部である。また,岡山県野生生物目録(2009年度版)によると,岡山県内でも中部〜北部でも生育が確認されている。
名の由来
葉が厚く光沢があり,丈夫そうであることから「鬼」とついたのであろう。
岡山県情報
岡山県内では南部で普通,中部から北部では少ないが自生が確認されている。

岡山県内で確認されているCyrtomium属
 ・メヤブソテツ
 ・ナガバヤブソテツ
 ・オニヤブソテツ
 ・ヤブソテツ
 ・ヤマヤブソテツ
 ・ミヤコヤブソテツ
 ・テリハヤブソテツ
 ・ヒロハヤブソテツ(岡山県版RDBで絶滅危惧U類)
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 渓舟の昆虫図鑑

Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system