オシダ科オシダ属オオクジャクシダ,学名:Dryopteris dickinsii,かのんの樹木図鑑
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オオクジャクシダ
オシダ科 オシダ属                          常緑性
学名 : Dryopteris dickinsii (Franch. et Sav.) C.Chr.
(  ) 別名/ 
分 布 北海道(奥尻島),東北地方南部以南の暖地
生育地 林下や沢沿いの多湿地
高 さ 80p
参考図書
(1) 光田重幸著,検索入門 しだの図鑑,保育社,1986年,P97
(2) 池畑怜伸著,写真でわかるシダ図鑑,トンボ出版,2008年,P102
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

▲日当たりの悪い山の斜面に群生していた。近くにはタニヘゴの群落もあったが,本種の方が葉が大型だった。
▲ソーラスは著しく葉縁寄りにつく。 ▲最下羽片は最長羽片の1/2程度と短い。
▲羽片は黄緑色で,浅裂する。 ▲上面の脈は著しく窪む。
▲葉柄下部の鱗片 ▲葉柄上部の鱗片
▲中軸の鱗片は細く,毛のよう。
2013.2.11 岡山県加賀郡吉備中央町加茂市場
(感想)
フィールドで初めて本種を見たときには,近くにあったイワヘゴと区別できていなかった。しかし,自宅で観察するとソーラスのつく位置が全く異なることに気付きクジャクシダと判断した。
  • イワヘゴに似ているが,葉柄下部の鱗片は褐色で膜質。
  • 下部の羽片は最長羽片の1/2以下の長さ。
  • 脈は表面で著しく窪む。
  • ソーラスは葉の縁に寄ってつく。
名の由来
放射状に広げた葉をクジャクの羽根に例えたのか。クジャクシダとは分類上は全くの別種。
岡山県情報
岡山県全域に分布するが,北部にやや多い。
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