オシダ科イノデ属ジュウモンジシダ，学名：Polystichum tripteron，かのんの樹木図鑑
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ジュウモンジシダ
オシダ科　イノデ属　　　　　　　　　　 　　　　　夏緑性（暖地では常緑性）
学名　：　Polystichum tripteron (Kunze) C.Presl
（　十文字羊歯　）　別名／　
分　布 北海道，本州，四国，九州
生育地 林下や谷間の湿ったところに普通
高　さ 30～50㎝
参考図書
(1) 光田重幸著，検索入門　しだの図鑑，保育社，1986年，P100
(2) 阿部正敏著，葉によるシダの検索図鑑，誠文堂新光社，1996年，P170
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年
(4) 北川淑子著,シダハンドブック,文一総合出版,2007年,P38-39

2013.1.4 岡山県加賀郡吉備中央町「宇甘渓」
崖地に1株のみ見つけたが，横に張り出した羽片はかなり傷んでいた。
2013.1.19　岡山県高梁市「磐窟渓」
１株だけ葉を２枚崖地から垂れ下げていた。胞子のう群(ソーラス)はなく，栄養葉だからなのか羽片の幅がやや広いように感じた。最下羽片も小さくやや元気がないように見えた。やはり寒さには弱いのか。
  • 最下羽片のみが特に大きく，羽状に分裂する。
  • 包膜は円形で小さい。
  • 裂片は淡い褐色で茎に圧着し落ちやすい。
名の由来
葉が十字形をしていることに由来する。
岡山県情報
岡山県内に広く分布するが，北部ほど多い。
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