メシダ科ノコギリシダ属ノコギリシダ,学名:Diplazium wichurae,かのんの樹木図鑑
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メシダ科 ノコギリシダ属                          常緑性
学名 : Diplazium wichurae
( 鋸羊歯 ) 別名/ ヤブジャク 
分 布 本州(福島県以南),四国,九州,沖縄
生育地 林下の湿ったところ
高 さ 50〜80p
参考図書
(1) 光田重幸著,検索入門 しだの図鑑,保育社,1986年
(2) 阿部正敏著,葉によるシダの検索図鑑,誠文堂新光社,1996年
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年
(4) 本間三郎編集,野草検索図鑑8 シダ,学習研究社,1985年

▲葉は高さ50〜80pになり,葉柄(ようへい)は長さ30pぐらい。基部に暗褐色,全縁(ぜんえん)披針形(ひしんけい)鱗片(りんぺん)がまばらにつく。葉の幅10〜15p。一回羽状複葉(うじょうふくよう)葉身(ようしん)は披針形で,先は細長く尾状(びじょう)に伸びる。(※4)
羽片(うへん)披針形(ひしんけい)で,耳垂(じすい)が突出し,幅1〜2pで鎌状に曲がることが多い。下部の羽片(うへん)には短い柄があり,上部の羽片(うへん)には柄がない。葉は暗緑色でやや光沢があり,葉脈はくぼんでいる。胞子(ほうし)のう群(ソーラス)は羽軸(うじく)の近く,側脈(そくみゃく)上につき弓形の線状になる。(※4)
2015.7.4 岡山県津山市
根茎(こんけい)は長くはう。(※4)
名の由来
羽片(うへん)の細長い形状と,重鋸歯(じゅうきょし)の様子から(のこぎり)を連想したものだろう。
岡山県情報
岡山県版レッドデータブックで,準絶滅危惧に指定されている。岡山大学資源植物科学研究所の山下純氏によると,岡山県内6カ所のみで自生が確認されているとのこと。
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