イノモトソウ科イノモトソウ属オオバノイノモトソウ,学名:Pteris cretica,かのんの樹木図鑑
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オオバノイノモトソウ
イノモトソウ科 イノモトソウ属                    常緑性
学名 : Pteris cretica L.
( 大葉の井許草 ) 別名/ 
分 布 本州(東北地方中部以西),四国,九州
生育地 山地や低地の林床に普通
高 さ 20〜60p
参考図書
(1) 光田重幸著,検索入門 しだの図鑑,保育社,1986年,P80
(2) 阿部正敏著,葉によるシダの検索図鑑,誠文堂新光社,1996年,P64
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年
(4) 北川淑子著,シダハンドブック,文一総合出版,2007年,P33

2013.1.4 岡山県高梁市「高梁美しい森」
  • 葉は2形。胞子葉は栄養葉よりも細く,ソーラスは縁に沿ってつく。
  • 葉は紙質で光沢がなく,縁には細かな鋸歯がある。

イノモトソウとオオバノイノモトソウの違いをまとめた。
ただし,葉軸上部にのみ翼のある雑種がある。(4)
葉軸の翼 栄養葉の葉脈
イノモトソウ あり 葉縁に達しない
オオバノイノモトソウ なし 葉縁に達する
名の由来
イノモトソウよりも大型であることによる
岡山県情報
岡山県内全域に分布する。

同じイノモトソウ科のマツザカシダは,岡山県内では南部のみに分布が確認されている。
岡山県版レッドデータブックには次のように書かれている。
「近縁のよく似たオオバノイノモトソウにくらべて、栄養葉の下部羽片が丸みをおびて、長だ円形ないしボート形になり、また葉面中央部に白斑が出やすいなどの点で異なる。耐寒性ははるかに弱い。」
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