サンショウウオ目サンショウウオ科ブチサンショウウオ,学名:Hynobius naevius,かのんの樹木図鑑
サンショウウオ目 サンショウウオ科 | |
学名 : Hynobius naevius (Schlegel) | |
分 布 | 本州(京都を除いた近畿地方,中国地方),四国内陸部,九州 |
生息環境 | 山地渓流 |
そ の 他 | 岡山県版RDBで危急種に指定されている。岡山県内の分布は主に県北であるが,中部での生息も報告されている。 |
参考文献 (1) 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑9日本のカエル」P178 (2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年 |
2007.9.9 岡山県真庭市北部 | |
スギ・ヒノキの人工林を流れる緩やかなせせらぎで捕獲した。(ここは住民の手により環境が保護されている。)吉備高原で見かける止水性のカスミサンショウウオと違い,ブチサンショウウオは流水性。子ども達が懸命につかまえようとしていたが,意外にすばしこく泳ぎ回り,簡単には捕まらない。この個体は幼生でまだ小さなエラが残っている。幼生は8〜9月下旬に変態して上陸するので,間もなく林床に向かうであろう。観察した後はもちろん元の場所に逃がした。 この日,講師としていらした鳥取大学大学院O先生によると,現在ブチサンショウウオとされている種も,将来的には別種または亜種として分類される可能性が高いそうだ。もちろん,見た目で区別できるレベルではないということ。 岡山県内の分布域は県北が中心で,個体数も極めて少ないことから,岡山県版RDBで希少種に指定されている。 |
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