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H15.10.12 岡山県和気郡和気町 |
ツツジの枝につかまったままの死体。おそらくフキバッタの仲間と思われる。 |
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H15.11.2 岡山県和気郡和気町 |
H15.10.25 岡山県加賀郡吉備中央町円城 |
約1ヶ月後,長かった腹の部分がずいぶんと短くなっていたが,菌糸のようなものは見られない。今だ,しっかりと茎を抱いている。 |
ヒマラヤスギの葉につかまった死体。
これもフキバッタの仲間のように見える。 |
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H15.10.25 岡山県加賀郡吉備中央町円城 |
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フキバッタの生体。 |
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H15.12.6 「国立吉備青少年自然の家」 |
▲またまた,発見。こんどは,腹の部分がすでになくなっていた。菌糸らしいものは見あたらない。すぐ上の芽の部分に小さなハエのような虫が1匹。バッタの死体とは関係なさそう。タマバエ,タマバチの類か?冬芽に産卵していたのか…冬芽が黒ずんでいる。 |
いずれの死体も,草の茎や木の枝などにしっかりと抱きついている。モズの「はやにえ」も考えたが,枝には刺さっていない。どうしてこんな死に方をするのか? |
(とりあえずの結論)
『Outdoor21BooksH 教えてゲッチョ先生!昆虫の?が!になる本』(盛口満 著 山と渓谷社 2002年)の中にこの情報があると「こばし様」から紹介いただいた。大変興味深い話題が豊富で,盛口満氏の著書は私の愛読書になった。
さて,このバッタの死体の正体は,エントモファガ・グリリという糸状菌だそうである。「この菌におかされたバッタは,早朝ゆっくりと植物の上方に登り,茎を抱きかかえて夕方までに死ぬ。」のだそうだ。
盛口さんも述べているが,「この菌がどうやってバッタに取り憑くのか…」「どうやってバッタを茎に登らせるのか…」まだまだ謎は多い。
また,こばし様からの情報によりますと,ショウリョウバッタの同様の死体もあるらしい。 |
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H16.9.4 岡山県加賀郡吉備中央町 |
2006.8.21 岡山県高梁市有漢 |
エントモファガ・グリリという糸状菌に侵されたショウリョウバッタの死体を見つける。 |
ヒノキの葉に止まったままの蛾の死体。おそらくホウジャクの仲間。 |
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2009.9.23 岡山県加賀郡吉備中央町吉川 |
ついに,カマキリの死体も発見。体の節々から菌糸が吹き出している。(腹部に止まっているのはシリアゲムシ) |