ちょこっと,イチゴがりへ



平成16年1月25日
岡山県英田町

木のことに興味をもちだすと,どこへ行ってもそういう目で物事を見てしまいます。
今回のイチゴ狩りもやはりそうでした・・・

わたしたちがふだん「イチゴ」とよんで食べているイチゴは,
オランダイチゴの栽培種ということらしい。

分類的には,草本類になるため,キイチゴよりは,むしろヘビイチゴに近い。

H16.1.25 岡山県英田町 H16.1.25 岡山県英田町
これがイチゴの花。5枚の白い花弁はいかにもバラ科らしい。いちばん中心にはたくさんの雌しべがあり,そのまわりに雄しべがある。 イチゴハウスの多くは,ミツバチを使って受粉を行っているらしい。ミツバチによって,雄しべの花粉が雌しべまで運ばれる。
H16.1.25 岡山県英田町 H16.1.25 岡山県英田町
受粉すると虫を引き寄せる花弁はもう用済み。花弁は散りはじめ,子房は種子をつくり,花床(かしょう)が成長する。 かなり花床(かしょう)が生長している様子。
H16.2.1 岡山県玉野市 H16.1.25 岡山県英田町
イチゴの種とよく言われているプツプツが,雌しべの子房の部分。よく見ると,一つ一つのプツプツには,雌しべの花柱が残っている。わたしたちが,果実とおもって食べているのは,果床(かしょう)が発達したものである。 成熟したイチゴの果実。子房よりも果床(かしょう)が発達しているので,偽果(ぎか)といわれる。
H16.1.25 岡山県英田町

(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。


inserted by FC2 system