岡山県内には,ヘビの仲間(ヘビ亜目)8種,トカゲの仲間(トカゲ亜目)4種,カメ目3種が分布する。(おかやまの自然第2版,岡山県,1993) カメ目に関しては,外来種のミシシッピーアカミミガメが完全に定着している。 |
● ヘビの仲間(8種) | |
岡山県内には,アオダイショウ,シマヘビ,ヤマカガシ,ジムグリ,ヒバカリ,シロマダラ,マムシ,タカチホヘビの8種が確認されている。タカチホヘビはごく稀で,確認例は少ない。 写真は以下のものしかないが,タカチホヘビ以外は,すべて見ることができた。 |
|
ナミヘビ科 シマヘビ | |
県下全域に普通に生息。主に昼間に活動し,トカゲやカエル,小さなヘビ,鳥の雛,ネズミなどを捕食する。無毒だが,気性は荒く,よく噛みつくので注意が必要。 | |
ナミヘビ科 ヤマカガシ | |
県下全域に普通に生息。水辺や田畑で見かけることが多い。カエルやオタマジャクシ,魚などを好んで食べる。噛むことは少ないが有毒なので注意が必要。 | |
ナミヘビ科 ヒバカリ属 ヒバカリ Amphiesma vibakari | |
水辺を好んで生息し,魚やカエルをよく食べる。性質はおとなしく噛まれることは少ない。かつては,有毒と考えられており,「噛まれると命はその日ばかり」とされたことが名の由来と言われる。 | |
ナミヘビ科 シロマダラ | ナミヘビ科 ジムグリ |
県下全域,やや少ない。夜行性なので目にすることは少ない。 | 森にすみ,地面に潜るのがうまい。ハタネズミやヒミズなど地中にすむ小型のほ乳類を専門に補食する。 |
クサリヘビ科 マムシ | ナミヘビ科アオダイショウ |
県下全域,やや多い。 | |
● トカゲの仲間(4種) | |
トカゲ科 トカゲ | カナヘビ科 カナヘビ |
県下全域に普通に生息 | 県下全域に普通に生息 |
NO DATA | |
ヤモリ科 ニホンヤモリ | ヤモリ科タワヤモリ |
人家に棲み,夜行性。ところどころにやや大きい鱗が混じっていることでタワヤモリと区別できる。 |
岩山に棲む。鱗の大きさが均一。 |
● カメの仲間(4種) | |
他に,イシガメ,スッポン,外来種のミシシッピーアカミミガメが生息する。 | |
クサガメ | |
県下全域に普通に生息。下2枚は冬眠から覚めたばかり。 | |
参考資料 おかやまの自然第2版,岡山県,1993 |
(注)作者は昆虫の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。